こんにちは。今日も寄ってくださってありがとうございます。

 

コロナをきっかけに、今は至る所で、いろいろな“おねがい”という形の

「決まりごと、ルール」を守る声かけがされていますね。

 

子どもたちの生活圏にもそれはあって、それこそおとなよりも多い

“守ろう”があるのかもしれません。

 

部屋にものが溢れたら、

「要らないものは捨てて」「その方が心地好くなるから」

と言ったり、言われたりしたこと、ありませんか?

 

きっと「決まりごと」もそうじゃないかな、と思うんです。

いろいろ言われていたら、いっぱいで窮屈。

そんな気持ち、おうちで言われることや、校則などで感じたこと、あるのではないでしょうか。

 

溢れるものたちは、どれも大事かもしれないけれど、欲しいときにすぐ取り出せないこともありますね。

決まりごとも、たくさんあったら、すぐにどれが今必要なのか、わからないかもしれません。

 

決まりごとは、どれも、『他の誰か』が決めたことですよね。

何のために、どのくらい大事でできたのか、

人に訊かれても説明してあげられるほど、理解していないことがほとんどなのではないかな、と思います。

 

子どもたちはそんな決まりをたくさん持っています。

子どもは、経験して自分なりにわかる前に、すでに1つの答えでもらっているのが

「決まりごと」だと思います。

 

なので、どれも大事で、どれも守らなくてはいけない、と一生懸命になったり、

逆に、守れていないと言われて、自分はできないと思いこんでしまいがちなものでもあると感じています。

 

決まりごとは、人を信じているから守れます。

人を怖がり、自分の周りも警戒していたわが子には、

決まりごとを「そういうもの」と説明するのは、さらに怯えさせるだけでした。

 

これは言われた通りが良さそうだ、と思ってもらうには、

「何で」を子ども自身が知ることが大切でした。

安心したいから、わからないから、には「そういうもの」は通用しません。

 

「なぜ」が何となくでも分かると、「自分はこう思う」が生まれます。

そこで子どもと一緒に「どうする」を落とし込む、

折り合いのようにどちらかが引いて合わせるのではなくて、

合意できると、子どもは守ってくれました。


 

子どものこれからにより良いように、

「なぜ」必要かが、子どもにもわかるもので整えられたら、

子どもからの主体的な行動につながります。

それは決まりも同じだと思います。

 

子どものまわりにある、決まりごと、

「なぜ」を子どもにもわかる説明ができるもので整えられたら、

おとなも子どもも今より心地好いい時間が増えるように思います。