ココアさんが我が家に来て1年が過ぎた頃に去勢の予約を入れました。
去勢については正直少し悩みましたが、病気のリスクを減らせるのと性格も穏やかになるとも言われてましたので手術することに決めました。
お願いしたのはココアを迎えたショップが運営している動物病院。
今に思えば近所の動物病院でも良かったのですが、有名なショップの運営だからといった安易な安心感もあったのかもしれません。
そしていよいよ手術の日。
去勢すると決めたのはいいのですが、いざ当日になると我が事のように心配で心配で。
一通り手術のリスクの話を説明され手術同意書にサインするように言われたときにも
「こんな失敗を前提としたような内容には納得できません。」
などと駄々をこねてみたりととても大人気のない態度でした。
手術は確か日帰りでした。
その日平日休みを取って送り迎えは僕一人で行きました。
無事に終わりましたよ。と連絡を受けて迎えに行った時のココアさんの顔は今でも忘れません。
まるで「痛いよ~なんでこんな目に遭わせたんだよ~。」と恨めしい目で僕を見るココアさん。
ごめんよ~。と頭を撫でるもその時は噛みつく元気もありませんでした。
もしかして去勢して性格が大人しくなったのかな。?などと思っていましたが、術後三日目には元のやんちゃ坊主に戻っていましたね。
傷口を舐めないように術後服(猫用と書いてありましたけど)も用意してたのでエリカラもほとんどしませんでした。
子供の居ない我が家が初めて家族として迎えた世にも不思議なペキニーズという犬種のココアさん。
気まぐれで呼んでも来ない不思議な子。
特にココアさんは気難しく乱暴者で気に入らない事があれば、それが例え飼い主であっても容赦なくガブり。
ほとほと困った奴でしたが、それも個性と諦めて受け入れることにしてからは不思議と噛むことも少なくなっていったんです。
そんなココアさんを皆に知って欲しくて当時はまだ普及まもないSNSで投稿し始めたのはたしかココアさんが2歳になろうかという頃だったと思います。
最初の出会いはmixiです。
すると同じようにペキニーズという不思議な個性の犬にドはまりした人たちのコミニュティーが出来上がりました。
そこで盛り上がるうちにとんとん拍子に話はまとまり関東近郊で集まれる人は集まろうという事になり最初は飼い主だけで集まりました。
今でいうところのオフ会ですね。
ネットで知り合ったどうしが直接会う。
今では当たり前のことですが、当時は正直不安もあったと思います。
特に女性一人で参加された方は相当勇気がいったと思いますね。
集まったのは僕ら夫婦を含め7名。
夫婦で参加したのは僕らだけでした。
中には一人だけ独身の男性も居ました。
場所はそれぞれの居住地の中間ということでしたが、交通の理便制を考えて何故か千葉市になったのを覚えてます。
千葉駅で待ち合わせして予約したお店へ向かったのですが
「やあやあ~始めまして」で始まった記念すべき第一回ペキオフでしたが、盛り上がらない訳がありません。
読んでも来ない。猫のような犬。
ペキニーズあるある話であっという間の3時間でした。
それから世の中SNSが普及しだしていつしかmixiから、主流はアメブロやFacebookやがてInstagramに投稿の場は移って行きましたが、初期のmixiメンバーの何人かとは未だに交流がありますからね。
それぞれのペキちゃんも空へ旅立っていったので、その時から残ったのはうちのココアさんとセイちゃん(15歳と3か月?)でしたがうちのココアさんも旅立ってしまったのでセイちゃんだけになってしまいました。
セイちゃんにはみんなの分まで元気で長生きしてもらいたいと心より思います。
そして冬が過ぎてココアさん2歳の誕生日を過ぎた頃。
まだまだ猿期真っ盛り。
やんちゃ坊主全開です。
つづく