ココアさんが冷たくなって家に帰ったきたのは木曜日。

その日は泊まり出張だったので翌金曜日朝の対面となったまでを書きました。

続きです。

 

さて、一旦落ち着いてお見送りはどうしよう。

 

実はいつも車で通る道によく見るペット霊園の看板があるんです。

近いこともあり一応念のためネットで調べてみると人間の霊園と併設してあり設備もそこそこ整っているようです。

 

がしかし。

 

いくつか過去の利用者の口コミがあったので読んでみると、良い口コミと悪い口コミが半々。

そこで誰かに聞けばよかったんですが、そこまでの考えが及ばなかったんでしょうね。

 

でも例えその時は悪い口コミでも普通はそれを読んで反省するはずだし

それに良い口コミだって半分あるし。

とそのペット霊園に電話を入れたら土曜日の10時半に火葬の予約が取れたんです。

 

で土曜日当日。

 

萌ちゃんと永遠ちゃんが一緒にお見送りしましょうとわざわざ来てくれました。

 

 

両家共にここ2年ほどで先住犬を亡くしたばかり。

とても心強かったですね。

きっと我が家だけだと色々と不備もあったことでしょう。

感謝感謝です。

 

受付のインターフォンで係の方を呼びます。

 

建物に案内されてすぐに体重計に載せるように指示がありました。

タオルに包んだまま載せても良いか?と尋ねると

「重さで料金が変わるけど構わないか」とのこと。

タオル1枚の重さでそうそう変わるんかい。と思うも冷静に「構いません。」

と答えました。

 

体重を量り終えると次は火葬代やら燃料代やら料金の説明です。

互助会の勧誘もありました。

 

まあ事務的ですね。

 

具体的には省きますがその他にもいちいちイラつかせる言動があったりと。

係の人が居なくなって萌家と永遠家に伺うとどちらもこんな感じじゃなかったと言うではありませんか。

どちらももっと色々と遺族に配慮があったのだそうです。

 

やっぱり口コミは本当だったんだと思うも後の祭り。

 

次のことはまだまだ考えたくありませんが、もう次はないな。と思いました。

 

 

お花とご飯でココアさんを囲みお別れの準備を進めます。

もうこれで最後だと思うと人前もはばからず涙が溢れて止まりませんでした。

 

 

火葬炉の扉が閉まり係の人がスイッチをいれゴォーという音が聞こえました。

 

ココアさんがとうとう空へと旅立って行きました。

 

 

空へ上るココアさんを見送ろうと火葬場の屋根を見上げても煙突はありませんでした。

 

待合室で待つこと1時間。

お骨上げの準備ができたとの事で火葬場へ向かいます。

 

ココアさんは小さな骨だけになって部位ごとに分けられておりました。

 

お骨上げの係の人は、普通に人間のように扱っていただいたように思えました。

それだけは救いでしたね。

 

最後の頭の骨は僕と母ちゃんでお箸で持って骨壺に納めました。

 

お骨は当面家で供養することにして持ち帰りました。

 

生前にココアさんが粗相をして母ちゃんに怒られて以来「入ってはいけません。」と言われていたリビングの隣の和室にささやかな祭壇を設けました。

 

 

本当はふらちゃんも入ったら母ちゃんに怒られるんですが内緒です。

 

 

 

ありがとうココアさん。

君と出会わなかったら僕の人生どうなっていた事か。

君が繋いでくれた全国の同じペキニーズを愛する人たちとの縁。

そして君との出会いがなければふらちゃんが我が家に来ることもなかったでしょう。

君には感謝してもしきれないよ。

 

君への感謝を忘れないようにこれから少しづつ思い出を綴ってゆくから。