こんにちは。
こんな話、載せるかどうか少し迷いましたが、たまにはいいかもしれないので、サラッと流して下さい。
仕事に関する話です。
2日前に遡ります。
ある男性からの電話から始まります。(まぁまぁお得意様です)
「助けてください。納期があまりなくて、頼めるところがありません。
ミスがあり、タグを外して正しいものに取り換えなくてはなりません。数は800枚、納期は明日中です」
もうね、頼まれたら断れませんよ。
そこで、速攻で来てもらって、間違ったタグを外し始めました。
話をよく伺うと、その新しく依頼したタグは翌日とどくので、カッティングは自分たちでやらなければならないようです。
タグは、こんなイメージです。
ただ、カットしただけではダメで、周りを処理する必要があります。
特別な道具が必要で、下記のものですが、生地を熱処理してほつれ止めするものです。
それを購入するため、彼は速攻でかえらなければなりませんでした。
つまり、依頼されたのは100枚ほどでした。(残りの700枚はじぶんたちでなんとか頑張るようでした)
翌日、タグを持ち込んだのは昼過ぎでした。
話を聴くと、ヒートカッターの刃が折れてしまい、熱処理できなくなってしまったとのこと!
・・・・・
仕方がないので、ヒートカッターの折れてしまった脇の部分で、タグの下部分だけ処理してあとはやらないことにしようということにしました。(本当はまずいかもしれないけど)
彼がタグを切ったそばから縫込みは開始しました。一刻も早く進めたかったからです。
片っ端から、ミシンを踏み続けました。彼がカッティングが終了した時点で、ミシン縫いも応戦することになりました。
彼は、ミシンを踏むのがきっと人生初のことだったと思うのですが、難なく覚え、懸命に踏み始めたのです。(*_*;
彼、28歳で起業し、今年から社員を採用し始めたばかりなんです。
今回の仕事は、なんとしても商品を納めたいということで、必死でした。
それから5時間、休みなく踏み続け、あっという間に800枚は完成しました。
私は途中、足がつりそうになりました。水分は補給しましたが、奇跡的な完走だったと思います。
それで、ちょっと思ったことがありまして、28歳の彼のことなのですが、
物凄く、素直で賢いのですよ。つまり、抽象度が高い。
いろいろ教えることにたいして、素直に従い、疑問点はすぐに質問し腑に落としてから納得するのです。
今まで、何人もの方にミシンの操作を教えてきましたが、これほど早く習得したのは初めてでした。
品物をほどくのも700枚は、彼と奥さんが夜なべしてがんばったし、ハサミの使い方も定規の使い方も、ちゃんと聞いたことを理解して使用していました。比較をして申し訳ないのですが、女性はすぐに「わたし、できなーーい」って言うんです。
男性は、そういうところはあまりなくて、どうすればうまくできるのかに集中するようです。
起業したから責任が強いということもあるのかもしれませんが、仕事の手順が、本当に手際が良いのです。
感心してしまいました。
できる人間は、何の仕事をしてもすぐに習得するのかもしれませんね。
特に、ミスが発覚した時の対応って、素早い判断が試されると思います。しかも、冷静に。
仕上がった品物は、直接マイカーで高速2時間かけて納品するそうです。
若いってすごいパワーですねぇ。💦
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
そして、自己受容・他者受容・足るを知るを目指しましょう。