「ここ」 | ここだけのはなし

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大阪府吹田市でフリースクールここという不登校の子どもたちの居場所を運営する団体です!主に代表三科の活動報告や想い、たまにスタッフもブログを書きます。吹田・豊中・大阪市・箕面・茨木・摂津・高槻・島本町などから通っている子どもたちがいます。

未来館夏祭りに向けて、久々屋台の出番。

2か月ぶり。

 

もう一度材料の確認。今回は初めての屋内、初めての電気を使うということもあり、慎重に準備をする。

 

お客さんのことを一番に考え準備を進める。

子どもたちの気づかいにただただ尊敬。

人にやさしく自分に厳しい。

だから余計自分を許せずしんどくなることも。

 

そんな子たちがじぶんが楽をしたいから、さぼりたいからといって学校に行かないなんてどの口が言うねん。

もっとちゃんとこの子たちを見ろと言いたい。

 

自分を許せへんからこんなに苦しむねん。

 

はい、ヒートアップしそうなので話しを戻します。

 

材料を確認しおつりの準備や買い出しへ。

今回は、そのほとんどの作業を子どもたちに任せてみた。

案の定、すぐに大人を頼ろうとするが、自分たちで決めたらいいよと促す。失敗なんて当たり前。なんぼでもミスればいい。それが経験。

 

少し背中を押すとみんな真剣に自分たちで動き出す。

今回はたこせんを売るのか。売るならなんぼで売るのか。そのメリット、デメリットは?

前回の反省から新しく何をすればいいか、何を話し合わなければいけないか、何を判断しなければいけないか。

 

衛生面の話しが出た時のこと。

 

「三科さん、食中毒とか出たら大変やな。」

 

「せやで!それだけは絶対防がなあかん!だからこれとこれは必要やな!」

 

「そんなんなったら「ここ」つぶれる?」

 

「終わりやな~(笑)」

 

「いや、オレ「ここ」なくなったら無理や。しんでしまう…」

 

とても悲しそうに言っていました。

 

これはマジやな。

改めて身の引き締まる思いがしました。

 

やるべきことはしっかりと。

何度も確認。

 

この子たちが命からがらたどり着いた場所が「ここ」。

 

その場所を守り、一生を懸けて洗練させていく。

 

彼らのステップのための「ここ」、彼らの居場所「ここ」。

 

絶妙な食感が一時期大ブレーク、ナタデ「ここ」。

 

 

いや、話しが重いかなと思いまして。締めのデザートですやん。