来てくださったみなさん、ありがとうございました。
何ヵ月も前から屋台づくりプロジェクトを発足し、準備をしてきました。たくさんの方に手伝っていただきここまで進めることができました。感謝しています。
やるからには一切手を抜かずガチでやろうと決め、子どもたちと一緒に進めてきたこのプロジェクト。
途中何度も揉めたりぶつかったりしました。
その中でも、生徒もスタッフも泣いてしまった出来事がありました。
お互いの伝えたい想いが伝わらず、周りの人を巻き込み傷つけてしまったことが発端。
スタッフは傷ついたことで、生徒は傷つけてしまったことで涙を流しました。
このことがキッカケで、プロジェクトはもちろん「ここ」の風がいい方向へ流れていきました。
みんながそれぞれの役割をしっかり持ち、全員でこのイベントを成功させるんだという意気込みを強く感じるようになりました。
当日、年上や「ここ」にいる時間が長い子は、年下や「ここ」に来てまだ間もない子を自然とフォローしていました。
生徒は休みなしで働くスタッフを気遣い、何度も声をかけていました。
家族がたこ焼きを買いにきてくれるので、それまで一度も休まず張り切っていた子もいました。その子の想いを尊重しそっとお茶を用意してあげる子もいました。
色んな物語がそこにはありました。
僕がたこ焼きを焼こうとすると、「三科さん!三科さんは恐いから私がやるし代わって!」と生徒に言われました。その通りやわ、あほ。
おかげで皆の姿を客観的に見ることができました。
終わってから生徒たちに「ありがとう三科さん」と言われました。
「何が?」と聞きたかったのですが泣きそうになったので聞けませんでした。
皆がどんな思いで学校に行けず、家に引きこもり、家族とぶつかり、友達を無くし、先生を恨み、大人や社会を嫌い、将来に絶望し、自分を責めたのか。
一瞬にしてそれぞれのツラい経験が思い出され、だからこんなに優しいやつらなんやなと思うと、僕の方こそこんなステキな経験をさせてくれて「ありがとう」という気持ちが素直に湧いてきました。
「○○、ありがとう!」
「おう!」
「○○、ありがとう!」
「うん!楽しかったね!」
「○○、ありがとう!」
「次は28日やな!」
「○○、ありがとう!」
「うん、こちらこそ。」
「 ○○、ありがとう!」
「ありがとうございました。」
「○○、ありがとう!」
「はい。疲れたー」
みんな、ゆっくり休んでください。
お疲れさま、ありがとう!!