🏠保護猫終生ハウスkokoさくら園🏠

飼い猫を保健所に…私の想い•••その①

長文です、(続編あり)

先日、記事にしました病気になり飼い猫をお世話できず、お金もなく保健所にお願いを検討されてる件……私は無計画な人生設計に巻き込まれた猫達を想い腹立たしさを覚えました。

そして少しの時が過ぎた今、きっとこの様な事例は多くあるのでは?という想いが募ってきたんです。

私自身は年齢を鑑み保護活動を自粛しています、でも預かる(条件付き)という新たなシステムの構築で今も譲渡対象の子猫やママ猫、一般家庭の猫と関われます。
当然、保護終生枠の子達もいます。

ただ、私自身の家庭においては先日(さら享年17歳)愛猫を亡くしました、新たな猫を迎える事を控え寂しい日々です。

それでもkokoさくら園に向かえば多くの保護っ子達にいつでも会えるという有難い環境があります。

シニア世代には、家族がいても一人暮らしを余儀なくされてる方、一人となってしまわざる得ない方

この日本には、どれ程の方がいらっしゃるでしょう?
そしてその方々がペット達と暮らすことで、どれ程癒され生きる励みとなってられる事でしょうか……

しかし時として無情にも、愛するペット(家族)を置いて、飼い主自身が先に別れをしなければならない事が襲いかかるんです

犬や猫と生涯暮らしたいと思っても、その責任を考えればペットとの暮らしは早い年齢の内に諦めなければいけません。

譲渡をする経験上、年配の方の応募も多いです。
しかし猫の生涯を考えれば年齢制限を設けるしかないのです。

常に留守時間が発生する若い(譲渡対象)世代に飼われるのと、在宅時間が多いシニア世代に飼われるのでは、当然後者の方が今を生きる動物(猫)にとっては幸せなのかも……と思う事があります。

若い犬にとっては、お散歩を含め厳しい面も多いですが、猫は一般的な健康なシニアの方向けの存在でもあります。

私が活動を進めていく上で、不具合が起きると常に付きまとった福祉という観点
福祉の対象は人であり、関わった動物でもあります。

人間の福祉でさえ盲点が多い日本、ましてや動物福祉にまでなんて……と思ってしまいます。

kokoさくら園は、熊本地震を境に引っ越ししました。
それ以前は、保護するためのシェルターとして機能させていた施設です。

今の所に越し動物福祉を意識したシェルターとし、保護猫達にも福祉的観点で生活を営んで貰うようにしています。

そして人間社会で不具合を抱えた子ども達への提供の場にもなってます。

しかし私自身が歳を重ねていく上で、私個人の事としてこうあって欲しい、こうなら良いな……と思う事があります。

「福祉を成相としてきた私とスタッフさん達、行き着く想いは同じでしょう、それは福祉を必要とする人と動物の共生なのかもです」

私が動物ボランティアを始めたのは、35年以上前です。
お手伝いから始めたボランティアも自分で保護施設を設け、保健所レスキュー、多頭崩壊に着手、お外猫保護、地域猫活動、TNR、譲渡……と
この間(約18年)は精力的に愛護活動してきました。
活動が出来たのは、正職でがむしゃらに働き活動資金を賄えていたから……

そして引っ越し、福祉の観点で保護活動を進めると恐ろしい程の経費が掛かってきました。それを補うために、活動と平行にサロンを開設、物販販売等も始め活動資金の足しにしています。

そして今、私には新たな想いが募ってきてるんです。

その新たな想いには、今回の飼い猫を保健所に渡す……という決断に至った経緯によるものです。

話は戻るのですが、先ずは今回の件の結論と経緯を聞いてください

長くなったので、次の投稿にて……