お灸は今から約三千年前、中国の揚子江に発祥しました。
以来針、漢方、按摩療法、として現代まで継承されてきたのです。
地や時代を超えて自然と共存しようとする普遍的な考え方があります。
日本へ伝われたのは、今をさかのぼる約千二百年前(平安朝の頃)、仏教伝来士によりもたらされたと言われています。
お灸は鍼治療と並行して行われることが多いものですが、最近では誰でもが自宅で簡単に出来る簡便な商品も沢山出回っていますので、あなたも利用したことがあるのではないでしょうか。
私も時々、利用しています。
私はお灸に使う「もぐさ」の匂いが、何か癒されるような気がして好きなんです。
以前は、お灸は直接、肌にもぐさを置いて、それに火をつけていましたが、それを嫌う人も多く、この頃では治療院でも先の簡便なものを使用する所が多いようです。
尚、お灸の効果としては下記のことが上げられています。
①白血球の数が増加する。
②各種、白血球の平均遊走速度が増加する。
③白血球の貪食作用が増加する。
④赤血球の数やヘモグロビンの量が増加する。
⑤血液凝固時間が短縮する。
そのほか、この「もぐさ」を使って行う「ビワの葉療法」と言うのも、民間療法としてはよく知られています。
とにかく、お灸は誰でも身近に使えますので、一度、試してみてください。