北海道旭川市の外れにある江丹別。ここから1人の若者が逆境にめげずに世界一のブルーチーズを作る物語です。

田舎の牧場に生まれ劣等感を持ってましたが、高校生の時に1人の英会話講師により世界一のチーズを作ろうと決意します。

最初は上手く青カビが生えましたが突然生えなくなりフランスに渡仏します。フランスでは突然来た日本人に相手をされませんでしたが、次第にブルーチーズ作りのポイントなどフランス人とのコミュニケーションを覚えつつ学んで行きます。フランス語を覚える為には言葉がシンプルな恋愛ドラマが良いそうです。

チーズ作りだけではなく売る為のネット戦略、江丹別ならではの商品作りも興味深いです。

ANAの乗務員とのやり取りで偶然が重なりこのブルーチーズがファーストクラスの機内食に採用されるまでの物語は奇跡です。

江丹別には何もないと言われた所に現れた希望の光に各地から夢を求めて人が集まるようになりました。

数々ある商品から選ばれる為の商品作りのヒントになる一冊です。