いのちとくらしを守ろう ハートフル・フェスティバル-生活保護はすべての人の暮らし支える大切な制度 | すくらむ

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国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。

 3月17日、東京の石神井公園駅南口商店街の「みんなのふれあい広場」で開かれた「いのちとくらしを守ろう ハートフル・フェスティバル」の様子をリポートします。


 このイベントは、「このまますすむと困っちゃう人々」の水曜官邸や「STOP!生活保護基準引き下げアクション」の行動などに、Mさんがいつも持ってくる素敵な「メッセージクロス」を見て、「これをもっと広めたい、いろんな人に観てほしい」という想いから出発しました。「展示会ができないかな~?」とあちこちに相談し、実行委員をつのりながら話を進めると、どんどん「やりたいこと」がふくらんで、思いがけず多彩なイベントとなりました。参加者は約100人。地元の方によると、この場でやるイベントとして、とても賑わっている感じだったと聞きました。


 何かとバッシングの対象になる「生活保護」。このイベントの最中にも、通りがかりに「生活保護もらいながらベンツ乗っている人だっているんでしょ!」と突っかかる人もいました。それでも生活保護基準引き下げは受給者だけの問題ではなくて、最低賃金の基準が引き下がることであり、地方税などの免除基準が引き下がることであり、就学援助や介護保険料・利用料など、生活に関わるありとあらゆる制度にリンクしていることを知らせたい思いがありました。日弁連が出しているパンフレットを参加者に配ったり、Cafeコーナーに生活保護関連の書籍をおいてゆっくりと読んでもらえるようにしたりしましたが、今まで関心を持たずマスコミに流されるままの情報しか得ていないところに、どれだけ伝えることが出来たか不安な部分も残ります。


 それでも参加者から「楽しかった~」と言われ、「今度はいつやるの?」という質問がきたりすると、ココロがほろっと緩んで、実行委員の方が励まされるような場面も多数ありました。まだこれから先の予定は決まっていませんが、できることならまた、どこかで開催したいと思っています。


 以下、写真をまじえつつ、各コーナーの様子を簡単に紹介します。

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▲会場入り口では地元の「わたあめ職人」が手弁当で出店。通りがかる子どもたちに「大盛でね~♪」と言われながらせっせと作ってくださいました。

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▲ハンドマッサージ。女性限定でしたが10分100円でとってもリラックスして気持ちいい!ということでお客が後を絶たない状態でした。

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▲創作おりがみ教室。「おりがみ名人」はすべてご自身の創作ものを披露してくださいました。この場でも「象」「スタッフTさん」という新たな作品が!

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▲水曜官邸前行動の写真や、アピールグッズの数々も展示しました。
そしてライブ♪

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▲お昼過ぎに登場したジョニー・Hさん「官邸前の黄色いリボン」「憲法13条25条」「アイコ・アイコ」を歌ってくださいました。

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▲午後2時と3時半、2回も歌ってくださったボードビリアンのバロンさん。
ウクレレだけでなく、自作の湯たんぽなどを組み合わせた「ちゃんちきドラム」を使ったり、タップダンス、路上パフォーマンスなどで大いに楽しませてくれました。

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▲無料相談コーナーは、1月に弁護士になったばかりのNさん、地方自治体にはたらくTさんが手弁当で受け持って下さいました。3件の相談がありましたが、相談を終えて帰られる方の「ありがとうございました」と言う笑顔に「本当にこのイベントをやってよかった」と思いました。

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▲手芸ワークショップ。「生活保護基準引き下げ」に反対する新しいメッセージクロスをみんなでつくるものと、自分自身の手芸作品をつくろうというものがありました。

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▲これはすべて貼り終えていないけれど、次回の水曜官邸前行動に初お目見えする予定です。そのときに、もっとみなさんの願いを貼りつけて、ハートでいっぱいの花束に仕上げたいと思っています。ぜひ4月3日(水)18時から20時までの水曜官邸前にお越しください!

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(by rikoyy)