被災地・宮城「何もない、なんでもほしい」-ガソリンスタンドに徹夜で並ぶ車が何百メートルも… | すくらむ

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国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。

 ※「全労連メールニュース」(2011年3月24日付No.106)から、青森県労連による被災地支援の取り組みを紹介します。


 「何もない、なんでもほしい」
  ――宮城に支援物資届けました 青森県労連


 青森県労連では、連日被災地に物資を届けています。3月22日には宮城県労連に支援物資(おむつ、トイレットペーパー、生理用品、衣類・靴類など)を届けました。


 ガソリンスタンドに徹夜で並ぶ車が何百メートルも…


 仙台市内のコンビニの多くは閉店、省エネのためか街は暗く、夕方閉まったガソリンスタンドの前には徹夜組の車が何百メートルも並んでいました。すべての車がエンジンを止め、寒いなか翌朝までガソリンを待つ姿に心痛みました。


 宮城県労連の役員も深刻なガソリン不足で身動きがとれないそうです。水道は、青葉区は19日に復旧しましたが、まだの地区もあり、ガスが今後1カ月以上使えないそうです。スーパーでの買い物は数時間待ち、ライフラインの切断された都市で苦労して生活されていました。


 夕方6時過ぎに震度4の地震がきました。すぐにドアをあけ出口を確保、毎日の余震でみなさんとても神経をすり減らしている様子が伝わりました。


 安否不明だった元争議団2人の無事の知らせに号泣


 懇談の途中、届いたFAXを見た宮城県労連の議長が突然号泣されました。連絡の取れなかった元争議団2人の無事が確認されたという内容でした。私も一緒に泣きました。これで確認できたのは11人目とのことで、毎日がこんな状況なんだと、つくづく心痛みました。


 「物資で何が必要ですか?」とお聞きしたら「何もないんです。何でも必要です。特に防寒着などの衣類、歯ブラシ・生理用品などの日常品、ガスが使えないのでカセットコンロのボンベ、ホットプレート…」と言われました。


 持って行った物資を見て、とても喜んでくれました。特に農民連からいただいた卵1ケースがとても喜ばれ、「赤ちゃんに食べさせたい」と言われました。


 23日も、昨日と同じくらい10万円分の物資を知り合いのスーパーから購入し、宮城県労連に届けます! 明日はいわて労連にいきたいと思っています。が、物資がおいつきません。ぜひみなさんの義援金のご協力をお願いします! また、寄付できる日用品がありましたら、県労連にご一報ください。「今できること」から、力合わせてやっていきましょう!