作家 重松清が考える 働く人の“貧困”と“孤立”のゆくえ -ETV特集に首都圏青年ユニオン登場 | すくらむ

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国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。

 ※首都圏青年ユニオン書記長・河添誠さんからのお知らせです。


 2009年11月8日(日)午後10時から放映予定のNHK教育テレビ「ETV特集」に首都圏青年ユニオンが登場しますので、ご案内します。かなり、いろいろな活動場面が登場する予定です。乞う、ご期待!(※ちなみに私ことノックオンは、重松清さんの大ファンで、ほとんどの作品を読んでいるのでした)


 作家 重松清が考える 働く人の“貧困”と“孤立”のゆくえ
 NHK教育テレビ「ETV特集」
 放送日時 2009年 11月8日(日)22:00~


 去年暮れから年始にかけて開設された「年越し派遣村」。仕事とともに寝る場所までも失う派遣など非正規労働者の現実を目に見える形で示した。政府は、講堂を宿泊場所として提供し、補正予算に失業者への緊急対策を盛り込むなどして対応。野党3党が派遣法の抜本改正に動くなど、政治を動かす原動力となった。


 作家・重松清さん(45歳)は、普通の人が、仕事場や学校、家庭で、「孤立」し、時に自分自身や他人を傷つける事件に追い込まれてしまう様を、小説やノンフィクションで見つめ続けてきた。重松さんは派遣村に、「長く働いても何の技術も身につかない仕事と働き方があふれ、簡単にクビを切られる」現実にショックを受けるとともに、「孤立」を抜け出す希望を見たという。


 派遣村には、派遣切りにあうなどして失業した505人とともに、1,692人のボランティアが集まった。実行委員会は、連合、全労連、全労協という労働組合のナショナルセンター、路上生活する人たちを支援するNPOや弁護士、非正規の労働者が個人で加盟するユニオンなど。重松さんは、垣根をこえて生まれた、人と人とのつながりに、「孤立を脱する物語」の可能性を見いだすという。


 派遣村から10カ月、関係した人々は今どのように現実と向き合っているのだろうか。番組では、重松清さんとともに、「派遣村」を担った弁護士やユニオンの活動現場を訪ね、いま働く人たちの直面する「貧困」と「孤立」の現実と、そこを抜け出す道を考える。