若者の44%がワーキングプア ひょうご青年ユニオンなどが兵庫県内で調査 | すくらむ

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国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。

 ひょうご青年ユニオンなどで構成する全国青年大集会・兵庫実行委員会が、7~9月、兵庫県内の若者102人にアンケート調査を実施しました。


 アンケートに回答した若者の雇用形態は、66人(64.7%)が正規雇用、33人(32.4%)が派遣やアルバイトなど非正規雇用、3人は求職中。


 年収は45人(44.1%)が「200万円以下」と回答。雇用形態別の内訳は正規雇用では18人(27.3%)でしたが、非正規雇用は25人(75.8%)を占めました。年収200万円の人のうち16人は親から独立しており、生活は困窮していると推測されます。そして、アンケートには次のような声が寄せられています。


 「正社員の補助業務で仕事にやりがいがない。賃金も安く生活がしんどい。将来が不安」(30代のアルバイト女性)


 「職場でののしられ、家にひきこもりがちになった。一人ひとりが大切にされる職場や社会にしてほしい」(20代の求職中の男性)


 「会社の都合で労働時間を長くして、それなのに残業代も出ない。もっと残業を減らし、働く人の人権を尊重してほしい」(20代のアルバイト男性)


 「正社員だが残業代が出ない。6時までが勤務時間なのに、6時までクラスを教え、それから事務仕事があり、毎日2時間の残業がある。タイムカードもない状態。一番の悩みは上司からのイジメで、気に入らない人に仕事をさせない」(スイミングインストラクターをしている女性)


 アンケートを受けて、全国青年大集会・兵庫実行委員会は、「ひどい労働環境でも、仕事を続けるために声を上げられない人もいた。若者が安定して働けるように法律を変えてほしい」とし、今後、兵庫労働局へ調査結果を提出することにしています。


(byノックオン)