泥沼から差し出されたその手をつかんで離さず「つながること」 | すくらむ

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国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。

 きょう開催された全国青年大集会の感想がいくつかメールで届いていますが、首都圏青年ユニオンの山田真吾さんからのメールを紹介します。(byノックオン)


 今日、全国青年大集会で、SHOP99の清水さんは以下の発言をしてくれました。(要員でいろいろと動いている中、清水さんの発言を聞いて、私は泣いてしまいました)


 名ばかり組合員清水です。集会で何とかみんながいるので発言することができます。


 私は8年という長いフリーターの期間を経てちょうど今から2年前の2006年に、やっと正社員に就くことができました。


 私が高校を卒業した当時は就職氷河期で、正社員の就職口がほとんどありませんでした。アルバイトを転々とし9年目でようやくつかんだ正社員でした。それがSHOP99でした。


 しかし、入社して1年2カ月というわずかな期間で、私は「うつ状態」と診断され、働けなくなりました。私は店長になること以前に正社員として胸を張れる自分でいたい、そういう思いで入社しました。しかし今は毎日薬を飲まなければならないという状態です。今日も体調は完全ではありません。


 けれど、「何にもできない」、うつの状態の中で、「何もできない」「何もできなくなってしまった…」、と手を上げると…、手を上げるとその手をつかんでくれる人たちがいました。そしてその人たちの手は、ぐちゃぐちゃの泥沼から私を引き上げてくれました。その手をつかんで離さなかったのが首都圏青年ユニオンでした。多くの仲間に支えられて今私はここに立つことができました。私はひとりじゃない。ひとりぼっちじゃない。自分たちに課せられていることが一つあるとすれば、それは「つながること」だと思います。