娘、息子の悲惨な職場~正社員の過重労働/非正社員の低賃金 | すくらむ

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国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。

 「娘、息子の悲惨な職場~正社員の過重労働/非正社員の低賃金」(「週刊エコノミスト」5/20)で、若者は正社員になれても2~3年先には過労死がまっていて、過労死寸前でやめたら非正社員、ワーキングプアがまちかまえている現実をルポでおっています。


 こんな「悲惨な職場」にした経営側はどう応える?というインタビューに対して、日本経団連の参与は、「規制緩和などによって働く機会は増えた」「労働者も、多様な雇用形態があるなかで自分をどう売るか考えるべきだ」「企業は正社員の採用には慎重だ。そこへ氷河期世代だったからといって、30歳までフリーターとして過ごしてしまい、技術のない人がきても採用はされない」と平然とこたえています。さらに、労働者派遣法などの「規制緩和を続け、柔軟な働き方を実現すべきだ」と、まだ足らないんだと言ってのけています。


 「おい地獄さ行くんだで!」(小林多喜二著『蟹工船』)--日本の経営側は今も昔も労働者を地獄の果てまで連れていくつもりなのです。


 「私たちは何とか新しい連帯をつくっていきたい」--今朝の「朝日新聞」に『「ロスジェネ宣言」~「優しさの連帯」つくれるか』というコラムが小林多喜二のコラージュとともに大きく掲載されました。「ロスジェネに雇用を」「アタシを使い捨てにするな」「仲間たち、黙ってのたれ死ぬな!」「全国のロスジェネ諸君! 今こそ団結せよ」--「悲惨な職場」を改善するために働くものの連帯を広げていきましょう。
(byノックオン)