正社員より非正規社員の方がまじめに仕事&年功序列より成果主義の方が「仕事で手を抜く」 | すくらむ

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国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。

 今朝(AM5:50)何気にテレビのNHKニュースを見ていたら、正社員の方が非正規社員より「仕事で手を抜く」傾向が高いという調査結果が出たとの報道がありました。

 この調査にあたった大学の先生が出てきて、「非正規社員の方がまじめに仕事に取り組む傾向があることがわかったので、企業はそれに応える賃金体系や処遇を検討する必要がある」とコメントしていました。
 街頭インタビューでサラリーマン(正社員)が、
「非正規社員は、1年とかの有期雇用ということもあり、次の契約更新をしてもらえるかどうか常に切羽詰まっているから、手を抜くことができないのではないか」などと答えていました。


 「この調査は、社会学者のグループが格差をテーマに10年に1度、全国規模で行っているもの」と番組中に説明していたので、グーグルで検索してみましたが、おそらく日本社会学会による「社会階層と社会移動全国調査」(現代日本の社会階層に関する全国調査研究、略称SSM調査)だろうと思うのですが、まだネット上では公開されていないようなので、詳細は分かりませんでした。


 ニュース報道の主題は、以上だったのですが、最後に「この調査では、賃金を年功序列型でもらっている人と成果主義でもらっている人を比べたところ、成果主義の方が「仕事で手を抜く」傾向が高かった」ということも付け加えました。これも具体的な数字など調査の詳細はよく分からないのですが、東京大学教授の高橋伸夫さんに講師をしていただいた国公労連の学習会「日本型年功制復活のススメ~虚妄の成果主義」(「国公労調査時報」2005年1月号〈第505号〉に掲載)を裏付けるデータとなることは間違いないようです。
(byノックオン)