50代後半くらいの、白髪混じりの
男の先生でした。
先生は、とても優しい話し方で、
常に穏やかで、笑顔で息子に話しかけて
くれました。
ここに来るまで、きつかったね。
よく頑張ったね。って。
そして、今までの経緯を話し、
先生は、
う～ん…きっと、正しいのは
B型インフルエンザの陽性結果が出た
この診断だけ。
その後の不調は、何故かわからんよね～？
わからないときは、どうしたらいいと
思う～？？
と、優しく息子に話してくれました。
あのね、わからないときはね、
いろいろ、検査してみると答えが
わかるかもよ～！！
がんばれるよね？？
まず、血液検査してみようね。
それから、オシッコもとってみよう！
頭が痛い原因がわかるかもしれないから、
頭のCT、
胸が痛かったから、胸のレントゲン、
お腹に悪いものがないか、
お腹のレントゲンも撮ってみようね。
息子に優しく説明してくれました。
後はお母さん、気になっていることは
ありませんか？
何でも言ってみてくださいね。
そこに、ヒントが何か隠されているかも
しれないからね～。と、質問してくれました。
私は、２つ気になっていたことがありました。
１つ目は、
我が家は温泉によく行くので
この不調の原因は、ひょっとしたら、
温泉で何か菌をもらってしまったのが
原因なのではないか？
これは、急患センターの先生に
鼻で笑われた質問でした。
N先生は、レジオネラ菌は確かに怖い。
でも、最近は温泉でも、管理をきちんと
されているし、家族全員が入って、
長男くんだけ発症するのは、どうかな～。
うん！でも、念のためそれも、調べて
みようね～。
他にも、どんどん言ってみて！…と。
２つ目の気になっていたこと。
長男が、トイレで具合が悪くなったこと、
意識が朦朧としたこと。
冷や汗が出て、目の前が見えないと
唇まで真っ青になったこと。
N先生は、
このくらいの年齢のお子さんは
自律神経の働きが上手くいかないときに
そのような症状が出やすいんですよ。
日頃は、脳からの信号でトイレに行った時に、排尿、排便をします。
でも、体調が悪くて今回のようなときに、
その信号がうまく働かなくなって、
オシッコをしようと、力を入れたときに
倒れてしまったりすることがありますと
説明してくれました。
何か大きな病気が隠れているのでは…と
心配でたまらなかったので、
その説明を聞いて、やっと納得できました。
検査結果が出て、診察室へ…
まず、胸のレントゲンで、
肺炎になっていたことがわかりました。
そして、頭のCTで、副鼻腔炎で、
かなり膿が溜まっていることも
確認できました。
血液検査の数値は、H小児科で、
検査したときよりも白血球の数値は
少し下がったものの、
CRPが10を超えていました。
先生は、息子に、
今まできつかったよね。
ここで、しっかり入院して
身体に入った悪い菌を、やっつけようか！
と、優しく言ってくれました。
息子は即答で…
嫌です
絶対に入院だけは嫌！！！と…じゃあ、今から15分休憩しようか～？
その15分の間に、キミが、
お父さんお母さんを説得してみてごらん？
説得できれば、入院しなくていいよ～
と、先生。
よし！わかりました！と、
力強く返事をした息子は、
15分後、涙目で大人しく入院することに
なりました
先生は、笑いながら、
お父さんとお母さんを説得するのは、
難しいでしょ～？
でも、キミは、見た目元気そうに見えても
身体はかなり、弱っていて、今ここで
しっかり治さないと、学校に行っても
倒れちゃうからね～？
その代わり、入院したら、テレビ見放題
ゲームやりたい放題、どれだけしても
怒られないよ～、宿題もしなくていい
夢のような入院生活だよ～(笑)
そう優しく息子の気持ちをリラックス
させてくれました。
入院予定は一週間。
まずは、24時間点滴。
一日中、熱が平熱をキープできるように
なることが、一番の目安とのことです。
まだ、変動があるので、
ときどき、37度台になるけれど、
もう高熱を出すことはなくなりました。
病院は、15歳以下は面会できないため、
弟は連れてこれないので、
付き添いは旦那と交互に、分担しています。
次男は、私の父や姉、ママ友達に協力
してもらって、なんとかやっています。
怖がりな長男。入院で夜が怖い怖いと、
泣いて、初日は明け方の４時まで
私も付き合わされましたが、
昨日の夜から一人でお泊まりできています。
明日からは旦那も私も仕事で、
日中付き添ってあげられない時間も
でてきます。
この入院で、少しまた成長して
くれますよね、きっと(*^^*)
まだ点滴も外れないし、
退院日も決まっていないけれど、
焦らず、しっかり治して
元気になって戻ってきてほしいです。
さっき、先生が病室へ顔を出して
くださったとき、
ど～う？？元気にしてる～？
私が、先生、ずーっとゲームばっかり
してます…と答えると、
だって、それが入院の条件だもーん
お母さん(笑)
って、言われちゃいました
