母が入院してからというものの

父の覇気がない。

先日、思いがけず見ることができた母が

ぐったりして、血の気も無かったので心配なんだろう。

あの時から、少しイラついてもいるので、

妹も私も、かなり慎重に言葉を選んで会話している。



そんな父も人前に出れば、少しは違うか?

賑やかな食事会でもすれば、カラ元気でも??

当初は、もちろん母も一緒と思っていた花火大会。

それに伴った親族の食事会を、予定通りやることにした。



ということで、花火の日の午後は

妹と実家の片付けと準備をしよう。

そう言っていたのに、妹が早々と行って

父と二人で、すっかり綺麗に!?…ゴメンネ。

 

 

 

 

 

 

友だちがドラドラたちにオモチャをくれました♡

 

 





「その代わりに…」

父を母の面会に連れてってくれという。

私の車の方が大きいので、車いす乗せやすいしね。

隔離期間も明けたことだし、父と一緒に母に会いに行きました。



「お父さんお父さんって言ってますよ」

ナースステーションで受付をしてる時に言われ

父は恥ずかしいよりも嬉しそう。

…まだ、父のコト頼りにしてるんだな♡

 

 

 

 

 

伊予市内はお祭りムード☆

 

 





部屋に入り、顔を覗き込めば

こないだより顔色が良い。

「お母さん、来たよ」

父が話しかけても「聞こえん」の返事。

がっくりした顔の父を笑いながら

ベッドの反対側へ回り込み、耳元で

「お父さんが来て、手を握ってくれてるよ」

大きな声で言えば「ふーん」と言ったきり

スゥーっと眠ってしまった。

「安心したんやない?」

父が握っている母の手は、相変わらず冷たいが

顔を触ってみると、温かくホッとした。

「足が冷たい」

寝てるのかと思ったら、催促か?

足先を手で温めてあげると「痛い」。

点滴の管に触っちゃったかな?

ごめんごめん。

しばらく、私と父が手足を握っていると、出ましたよ。

「トイレ行きたい」

個室なのでトイレはすぐそこだが、点滴してるし

何より立ち上がる筋力がなくなっている。

十日以上も歩いてないからね。


 

 

 

 

 

花火の上がる港

 

 





「今、点滴してるけん行けんのよ」

そう言って納得してもらっても、すぐ忘れる。

「トイレ行きたい」の繰り返し。

 



でも父は、ニヤニヤしながら笑ってる。

「大きな声で催促できるくらい元気になったんやな」

安心したようで、病院を後にする。



 

 

 

 

 




 

車に乗り込むと、車内は灼熱地獄。

帰りにスーパーでアイスを買い、海を見ながら食べる。

目の前には、花火の場所取りのシートがズラリ。

海上保安庁の船もスタンバっている。

「まだ16時にもなってないのに、ご苦労やね」

久しぶりに食べたアイス。

父もご機嫌で美味しかったな♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 





父を実家に連れて帰り、今度はkokkoの家族を迎えに行く。

食欲が出たのか、妹から

「父と先に食べます」のメッセージ。

私がお見舞いに行ってる間に、買い出しもやってくれた妹。

「お父さん、上機嫌やな」って。

安心したんだろうね。ギスギス感が無くなったもん。

 


 

 

 

 

 

 






夜はドラミちゃん一家もやってきた。

日中、プールで遊んだようで

みんな花の頭が真っ赤っか(笑)

父もそれが可笑しくて、指さして笑っていた。

 

 


花火は家の前の道路から。

去年あたりから、路駐して車で見る人が多い。

それは構わないのだが、ライトは消して欲しいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 





近所の幼馴染みのお姉さんが

父のことを気にかけてくれるので

おしゃべりしながら花火を見てると…。
 

 

 

 

 

妹の車の一部が写り込む(笑)

 

 

 


「花火の途中だけど、帰るね」

妹の次男、友だちと約束があったんだって。

花火が終わると渋滞になるので、早めに帰るらしい。

部屋に戻ると、片付けもすっかり済ませてくれていた。

…朝から晩まで、働かせたなぁ。スマン。



 

 

父の漢詩スペースでゴキちゃんと闘うタロー(笑)

 

 

 

 

 

 

またまたすっかり妹に世話になってしまったが

デイサービス以外の日の夕方は任せてね。

実家の様子を見に行くから。

…父の機嫌も良くなったことだし(笑)

 

 

 

 

 

 

 

今度こそフィナーレ☆