2024.04.21 長門湯本温泉
長門湯本温泉の とあるホテル。
朝7時すぎ。
フロントには誰も居ない。
「明朝、7時前の出発でしたらお知らせください」
チェックインの時、そう言われたけれど
疲れてるから、そんなに早く出発できんだろう。
朝風呂は6時からなので、体を温めて7時くらいかな。
「7時過ぎなら大丈夫、スタッフもいますから」
700m離れた駐車場にバイクを止めてるので
車で送ってもらわなくっちゃ。
雨で水量が増えてます
「そろそろ行こう」
テレビで7時の番組が始まったようなので
ランドセルに入れる手荷物と、タンクバッグ(着脱可能)、
ヘルメット片手に上着を腕にかけ、最後に合羽を掴む。
階段を下りれば、誰も居ない???
フロントに「不在の際にはこのベルを」とあるが
何度鳴らしても出てこない。
「7時前に出発の方はコチラに連絡を」
7時過ぎてるけど、そうかかれた電話番号にかけてみるが
何度かけても応答なし。
朝の川原を歩けば…
手湯があったり…
足湯があったり♪
フェリーの時間もあるし、7時半にはバイクに乗って出発したい。
7時20分。
「諦めて歩いて行こう」
両手いっぱいの荷物だが、上着を着て歩くと
冬用のライダースジャケットは歩くと暑いので
しかたなく手に持って歩く。
…まったく、荷物を二本の手にまとめるだけでも時間がかかる。
前日に見た「瓦そば」のお店の雰囲気が気になり
「これだけ一枚撮っとく」
そう言い、荷物を湿った地面に置き、パチリ☆
瓦そばのお店をパチリ☆
「おい、あの車」
私が撮り終わるのを待ってたおとーサンが指さす。
ホテルの車だ。
追いかけてきてくれたのか?
…遅いよぉ~。
「よかったら乗っていきます?」
なに?
なんか声の掛け方、ちがう~???
見れば、後部座席には男性が一人。
彼を駐車場に連れて行く途中なのか。
その「ついでに」乗せてってやるって感じ?
ムカついたので、歩いて行こうと思ったら
「乗せてってもらおう」と、おとーサン。
しかも、自分では頼まず私に言わせるのが余計に腹立つ。
湯本温泉にサヨナラ~
「まだ、お仕事されてないのかと思いましたよ」
一応、何度も連絡したことを伝える。
「3階に来てくれたらスタッフ全員いたのに」
そんなの言ってくれないとわかんないよ。
私たちの部屋は2階だったし。
しかも、7時すぎなら大丈夫って
フロントのおっちゃん、前の日に言ってたじゃん!!
…なんかムカつくなぁ。
こんな場所で荷物を積む。
雨が降ってなかったのが幸い。
ホテルの名前は出さないけれど
悔しかったので、ここで文句言ってやるぅ~~~!
建物が古いのは我慢できるけど
駐車場の件は、めっちゃ不満だらけでした。
「バイク、いいですね」
駐車場で降りると、先客の男性が声をかけてくれた。
「雨ですけどね」
「ボクも昔は乗ってたので羨ましいですよ」
彼のおかげで、少し頭が冷えたかな。…アリガトウ。
水たまりが「❤」のカタチ♡
駐車場には桜の花びら、吹き溜まり?
花筵(はなむしろ)には程遠いが、
ピンクの花びらたちに、少しだけ気分が上がる。
もちろんバイクにも、花や花びらが乗っかってる。
シートやミラーを拭き拭き。
霧雨っぽいが、合羽を着るほどでもなく
荷物をくくりつければ、さあ出発☆
ツーリング2日目。
立ち寄りポイントは2ヶ所の予定。
余裕があれば、もう1ヶ所。
そう思っていたが、例のごとく迷走しているうちに
その「余裕があれば」を通り過ぎる。
第1立ち寄りポイントより手前に、それがあったなんて
後で気付いたんだもの(笑)
前回は一番上の▬リフレッシュパークまで行ったけど…
辿り着いたのは秋吉台。
四国カルストのように石灰岩がゴロゴロ見える山道を
気持ちよくスイスイ走ってみよう~!
そう思っていたのだが、一寸先もアヤシイような濃霧。
「とりあえず展望台に行ってみる?」
新しくできたと思われる展望台。
通ってきた道は…
晴れてたら、こんな風に見えるはず。
(案内図の下の白い部分は、霧です)
こちら側も…
晴れてたら歩きたかったね
(この案内図も下の「白」は霧の部分)
白い霧に、ここでもヘルメットも脱がないkokko夫婦。
カフェのお姉さんが掃除をしていたので挨拶。
「おはようございます。いい天気ですね」
苦笑しながらの返事は
「真っ白で何もみえませんね」
普通に走るのも危なそうなので、諦めて次に行くことにする。
タンクバッグには、ホテルで煎れたお茶のボトル。
自販機は冷たい飲み物しかなかったので
バイクに戻って、温かいお茶を飲もう♪
公園の石灰岩をパチリ☆
「ねー、おとーサン。タオル落ちてるよ」
最初、お掃除の人が雑巾を落としたのかと思って
「おとーサンが落としたんでしょう」と冗談のつもりだったのだが
よく見ると、バイクの周りに紙屑が散乱している。
シートバッグのファスナーが開けられ、中身が見えてる。
「ドロボウやないん?」
…こわっ!
大きな紙くずは拾ったけど…
「いや、違うぞ。サルやないか?」
おとーサンの薬袋がビリビリに破かれ
薬が散らばってるが、盗られたものは何もない。
「レジ袋の中の紙袋を開けたけど、食べ物が無かったから」
諦めて散らかしただけで行っちゃったのかな?
「カラスかな?」
カラスって、ファスナー開けれるの?
薬だけ拾って、ゴミはまとめてトイレ前のゴミ箱へ。
貴重品は身に付けてたから、被害はない。
私のタンクバックからも、布製の巾着袋が出ていたが
バッテリーコードが入ってだけだから、動物には興味なし?
「朝からツイとらんのぅ」
ホテルでは送迎無視されるし
秋吉台は濃霧で真っ白。
トドメは、野生の車上荒らし?
これで、私が温いお茶持ってなかったら
おとーサンたら不機嫌のドン底だったはず(笑)
「長居してもイイコトなさそうやけん、行こっ」
次は山口市内まで、ノンストップだからね。
…道に迷わなければ(笑)
展望台から降りると石灰岩が見えました~