寒い。。
今回のフルマラソン
いちばん感じたのは、この二文字。
すっごく寒かった!
…カイロ、貼ってたのにな。
気温はそこそこあるんだけど
レースの舞台は、風早の町「北条」。
浜口京子さんと水色の競歩軍団
雨が降り始めました
三つ編み♂にサムライ?
号砲から5分でスタートライン
坊ちゃん列車が来てくれて嬉しい♡
スタートの時に着込んでいたビニールは
例の競歩メンバーに抜かれた7㎞地点で脱いだ。
…って、その間に抜かれたというのがホントのとこ。
だから競歩の人も、そのスピードも見られなかった~!
「9キロですよ~」と最後尾から追い上げる
Qちゃんコト高橋尚子さん
11時36分、トップのランナーが折り返して通り過ぎる。
11時53分、ラン友に抜かれる
ビニール来てた時の発汗の良さが後半に響いたのか?
いや、それとも寒さで?
22㎞のエイドステーションで山田屋まんじゅうをもらい
鹿島に向かって走り始めると、風速7m?
海からの風が、一気に吹き上がる。
この坂を下れば、第二折り返し地点へと向かうのだが
沿道の応援の「だんじり」の鐘が聞こえるころには
ふくらはぎがアブナイ感じ。
歩道に避け(コースは車道を走ります)
手で擦って足を温める。
ここから、こんな感じが始まった。
ヤバイと思ったら、少し逸れて足を擦る。
第二折り返し地点を通過し、前方の山を見る。
腰折れ山と惠良山。
白くかすんで見えるのは、雪が降ってるのか?
もう一度ビニールを引っ張り出し、着こむ。
寒くてたまらない。
風を防ぐことはできたが、その時は来た。
26㎞地点で、とうとう足が攣る。
「エアーサロンパス持って待ってます」
ボランティアのご近所ランナーショウちゃんが
国道の手前で待ってるはずだが、そこまで歩けない。
ちょうどスプレーを持った女性が居たので
「すみません、寒さで足が攣りました」
足を指し、俯いたところでクラっときた。
「大丈夫ですか」
体を支えながら、足にスプレーしてくれた。
そこからショウちゃんのところまで、100~200m。
すぐにまた、ふくらはぎがピキッとなる。
「ショウちゃん、スプレー貸して~」
彼女は、今回の愛媛マラソンの抽選漏れ。
去年の私と同じように、ランナーボランティアにエントリー。
応援を掲げたスケッチブックにスプレー。
ランナーならではのフォローに涙が出そう。
国道に出ても、何度も足が攣る。
二つのトンネルは、冷たい洞窟。
正面からの風がブリザードのように突き刺さる。
5時間のペースランナーが無情にも追い越していく。
…やっぱり5時間切りは、無理か。
「ペースランナーの周りは人が多くて風よけになる」
そんな話を思い出し、
体格の良い人の後ろに付き、風を防いでもらう。
でも足元はスースーなので、やっぱり足が攣り
歩道の方に避けて、両手で足を温める。
トンネルを出れば日差しが嬉しい。
それでもやっぱり足は攣る。
ふくらはぎを庇えば、反対側の太ももが痛む。
沿道の応援団。
私が探すのはスプレーの缶。
手に持つ人、足元に置く人それぞれだが、
目に入ると吸い寄せられるように、フラフラと。
「お借りできますか?」
「どうぞどうぞ」と快い返事。
本当にありがたい。
平田の坂の上(36㎞)で、ブロ友さんが待ってるはず。
その手前で足を擦ってると
「攣ったの?コレ飲んで」
美しきマダムランナーがタブレットをくれた。
水で飲めばよかったのか、かじると苦い。
でも、アレだ。
ゼッタイ、効くヤツ。
藁にも縋る思いで、とりあえず「今、動ける」ように
足を擦り、踏み出す。
「kokkoさ~ん」
走り始めたところで呼ぶ声がした。
あとで確認したら、ブロ友さんだった。
寒いのに、遠くまでありがとう。
マダムのタブレットが効いたのか、
ブロ友さんのおかげでテンションが上がったのか
この先は「足が攣る前にスプレーを借りる」作戦。
何度も攣れば、予兆がわかる。
沿道のスプレー軍団は「神」☆
おまけに足が攣ったおかげ?
歩くことを余儀なくされた時間のおかげ?
その間に、攣ったところ以外が回復したのか。
スプレーさせてもらう時以外は
最後まで休むことなく走ることができた。
平田の坂も、スプレー以外は止まらず走った。
丘さんが言ってくれた。
「kokkoさんには、ド根性があるから」
ショウちゃんのLINEのアイコンに
「しんどいのは気のせい」って書いてた。
「ウェーーーイ」
「こっこ、頑張れ」
Tシャツの名前を見てくれたか?
声かけてくれた、沿道の高校生ボランティアのハイタッチ。
最後のエイドは「坊っちゃん団子」。
ふくらはぎは心配なくなったが
代わりに左の足首と、右の膝上の筋肉が痛い。
いや、それも「気のせい」。
シューズに砂が入ったか?足の裏が痛い。
これも気のせい。
38㎞、カフェインゼリーを飲む。
いつもココで、ヘバる。
妹が沿道で手渡してくれたゼリーは、30㎞でちゃんと飲んだ。
…20㎞での塩分ゼリーは、ちょっと追いつかなかったかな?
41㎞の看板が見えた。
前のランナーの背中が気になる。
「パパがんばって」
そのパパを追い越し、ゴール前の花道。
パパのラストスパートに追いつかれる。
「kokkoさーーーーん」
どこかで声が聞こえた。
電光掲示板は、5時間29分52秒。
5時間30分、切るぞ~~~!!
バンザイしながらのゴールは、5時間29分56秒。
ゴールしたら、速やかに移動しなくちゃいけないのに
感動のゴールポストを写真に撮ってるところを
「お母さんが撮ってるところを撮った」
とテレビの画面を写した写真が、あとで娘から送られてきた(笑)
コレを撮ってる…
kokkoの写真(笑)
ホッとした途端に、足の指が攣る。
完走証をもらい、ラン友と連絡を取り合う。
残るは丘さんのみ。
「あと3分でゲートが閉まります」
丘さんの名前が呼ばれない。
ゴールした人の名前を、アナウンサーが呼んでくれるのだ。
「丘さん、がんばれ」
たまらずメッセージを送る。
「丘さん、ゴールおめでとう」
グループLINEに朗報☆
アプリで追跡してくれてたメンバーが教えてくれた。
よかった♡
「丘さ~ん」
彼女の姿を目にし、ちょっと涙が出そう。
よかった、二人ともゴールできて。
でも、ちょっと様子がおかしい。
「少し、座っていいかな」
もちろん、しんどいから休むのはいいけど
私は座ったら立ち上がれそうにないので、立ったまま。
寒いのかと思い、先に手荷物を受け取るよう促す。
あとで分かったんだけど、低血糖症状だったみたい。
息子さんにもらったビスコを食べたら、元気を取り戻してホッとした。
丘さんがビスコでエネルギー補給してる間に
グループLINEのメンバーが登場!?
ゴール前で聞いた声は、彼女たちのモノだったみたい。
来てくれてると思わなかっただけに
ビックリするやら、嬉しいやら。
ありがとね~♡
メッセージをくれた方や
テレビで応援してくれた方も、本当にありがとう。
来年は、もっと練習して足が攣らないようにしたい。
…当選したら、ね(笑)