超越的な存在よきものが私たちを支えている〈ヴィクトール・フランクル〉 | MAJOLICA

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言葉は詩う如く
動きは舞う如く
想いは祈る如く
如何なるものにも美と調和を見いだし
永久に祝福あれ☆☆☆
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一つの人類主義

人間に対する信頼

世界に対する信頼

超越的な存在、よきものが私たちを支えている

 

自分だけが生き残ったのはなぜだろう?見えない手によって導かれた。

超越的なものからの呼びかけだった。

いろんな不思議な出来事があったから生き延びることができた。

 

私は合理的な概念で神がいったい存在するのかしないのか、

どちらが真実なのかを決めることはできません。

もし半分ずつの可能性があるのなら、自分の全存在を、

天秤の一方の皿「究極の意味に関わる方の皿にゆだねるでしょう。

 

たとえそれを合理的には理解することができないとしても、

究極の意味が存在するに違いないという確信は、心に深く染み渡っています。

 

我々の生きている人間界の次元では理解できない。それを超えた何かがあるという。

心と体の次元だけでは到達できない次元というか、

それを超えるものとしての「超越的な存在」というものがあって、

初めて人間は人間らしく生きられるという考え方を持っていた。

 

人間がどういう民族に属しているとか、どういう時代に生きたとか全く関係ない

「普遍性」の価値観がどんな人間でも共有できると言う考え方です。

 

日本人、アメリカ人で、仏教徒とかキリスト教とかそういう違いがあったとしても、

人間同士として同じ場で交流することができる、

お互い尊敬することができるという考え方です。

 

超越的なことを考えるという意味では、宗教的でもあるし哲学的でもある。

私たちの悟性や知性では説明ができないけれども、

何かそういう超越的なものがあって私たちを包んでいる。

世界はいろんな人種があるんじゃない。

一つの世界、たった一つの人類でできあがっている。

 

ヴィクトール・フランクル

オーストリアの精神科医、心理学者、ホロコースト生還者。

 

NHK 第5回 「究極の意味」があなたを支えている

『夜と霧』著者 ナチス収容所を生き抜いた精神科医が確信した、人智を超えた存在の力と...