着替え終わって鏡の前に立った自分を見て、

 

 

「なんか違う・・、なんか変・・

素敵に見えない・・」(焦)

 

 

私はクローゼットの中の洋服を全部ベッド上に出して

着たり脱いだりしながら鏡の前で、頭を抱えていました。

 

 

 

全然イケテナイ!!

 

 

 

これは2014年の夏のこと。

この時より少しさかのぼってお話をさせてください。

 

 

 

私は、31歳のとき、9年務めた国内の航空会社を辞め、

UAEのドバイで生活するようになりました。

 

 

 

憧れの海外生活、新しい場所での再出発!

わくわくした気持ちでいっぱいでしたが、その裏にはこんな気持ちもありました。

 

 

 

『やっと脱出できた。』

 

 

 

20代の頃、夢の職場につけたものの、会社になじめず、仕事が辛くて「辞めたい」が口癖でした。仕事ができない人というレッテルを貼られることを極端に恐れ、いつも緊張状態だったからです。

 

 

 

その上、せっかく入れた会社で憧れの職業に就けたのに、与えられた仕事を全うできない自分を許せず、「ここで辞めることは逃げることになる!」と自分を鼓舞して働いていました。

 

 

 

30歳になった頃、もう今年で辞めようと腹をくくった時、ドバイ行きの話が舞い込みました。

 

 

 

ドバイに引っ越してからは時間がたくさんあり、同じ職種ながら環境は大きく違い、心の余裕もでてきたなと感じていました。

 

 

ところが、気づけば再び以前と同じ状態になってしまったのです。

 

 

人の目が気になる。

人前でいつも緊張して落ち着かない。

できない人に見られないよう取り繕う。

 


 

多くのことに自信を持てないことがどうにも苦しくて

自己啓発類の本を読んでは自分の心を見つめました。

 

 

 

部屋にこもって本を読み、自分を振り返る作業を繰り返しているとあることに気づいたのです。

 

 

 

それは、

 

 

 

私は自分で自分を責め、ダメだしし続けているということでした。

 

 

 

そのときはこんな思い込みを大事にして生きていました。

 

 

 

仕事はばりばりできなければいけない

誰とでも分け隔てなくコミュニケーションができてこそ一人前

人に頼ってばかりでは嫌われる

隙を見せては損をする

 

 

 

私はこのままではダメだからと、自分を隠すのにいつも必死でした。

上手くいかない事は自分に否があったと感じ、自分で自分を責め蔑んでいたのです。

 

 

 

自分に自信がないため他人に認められないと自分に価値を見出せず、認められよう、誉められようという動機が軸となって立ち振る舞っていたので空回りばかりでした。

 

 

 

かっこ悪い自分をそのまま認めるのはすごく辛い作業でした。恥ずかしく情けなくて。

ただ、同じところに立ち止まって鬱々と人生を進んでいくのも耐えられない・・・

 

 

 

1年くらいかけてノートに自分の気持ちや信じていることを書き綴っていました。

 

 

 

自分の本音や思い込みに向き合いながら、どんな事を感じても自分を否定せずに認めるという作業を何度も繰り返すうちに、徐々に徐々に心が楽になり、

 

 

 

自分で自分を押し込め、窮屈にしていただけだと俯瞰できるようにもなりました。

 

 

 

また、日本を離れた場所で様々な価値観に触れられたことも引き金となって、心の奥底に沈んでいた叶えたい夢や理想の暮らしを思い出し、本当の望みの欠片が浮上して、前向きな気持ちを持つように変わっていきました。

 

 

 

他人の意見や、世の中がどうであれ、自分の人生は自分で舵取りして進んでいこう!

 

 

 

心が元気になってくると、そのパワフルさが外に溢れて自分を表現したくなるのでしょうか。

自分を取り戻す過程で、「ファッションとメイクを何とかしたい!」と思いました。

 

 

 

いつからか、“肩がこらない楽な服”を基準にするようになっていました。とにかくいろいろなことが面倒に感じ、スキンケアもメイクアップも興味が持てなかった。今思えば、諦めていたのかな思います。

 

 

 

なりたい自分をファッションやメイクで形にしたい。

 

 

 

そう思い、冒頭のクローゼットをひっくり返す行動に出たのです。

 

 

 

その当時、私のクローゼットには理想の自分を表現できるものはありませんでした。

 

 

 

楽だから、安いから、流行っているから

 

 

 

そんな基準で選んだ服は心の元気を取り戻した私にはふさわしくなく、

私は自分で自分をスタイリングできる力が必要だと感じました。

 

 

 

そして情報収集をしている時に、骨格診断を知ったのです。

 

 

 

大人になって初めて洋服を選んでもらう、という経験をしました。

 

 

こんなのが似合うんだ!こんな風に変われるんだ!

 

 

ファッションって面白い!色の世界は奥深い!

 

 

 

骨格診断やパーソナルカラー診断で自分に似合うを知れたことで、自分らしさを見つめるきっかけになり、なりたい自分を表現できるアイテムを選択するのに役立ちました。

 

 

 

洋服で気分が上がる。

その体験がお守りとなり私に何度も何度も勇気をくれました。

 

 

 

ほんの少しの気持ちの変化が勇気となり行動を変えます。

行動が変わると視野が広がり、目の前の景色が変わります。

 

 

 

そうやって自分を推し進めていくと人生はもっとおもしろくなるのだと信じています。

 

 

 

ファッションが与える影響力は絶大です。

人生が好循環していきます。

 

 

 

それを多くの人に体感してもらえたら、

そしてその感動を一緒に味わえたら最高に嬉しい!

 

 

 

サロンでは骨格診断で素敵に変わるお客さまを見て毎回ときめいています。

 

 

 

私はブログを見に来てくださった方、サロンに来てくださった方と

ファションを通じて、ワクワクやドキドキといった喜びを共有したいと思っています。

 

 

Spice Up Your Style!

 

 

よろしくお願いします^^

 

●出身  広島

 

●趣味  洋裁・読書・ボルダリング

 

●大事なもの  家族・美味しいもの

 

●好きな言葉  天衣無縫

 

●自慢  三姉妹で仲が良い(私は長女)