こんにちは
春はタニク作業の全ての工程の全部をやる時期!
今日は朝から苗をケースごとローテーションで底面給水させつつ、
タグ書きを頑張ってました
今まではももかちゃんが綺麗な字でテキパキ書いてくれてたけど、何もかもがマイペースな私1人での準備なので手間取ってます
原種は日本国内では、採種地を品種名と思われている方の方が多いので、
上段に植物の品種名。下段に採種地名(産地名)
品種名と間違わない様に「産」って書く様にしました
こう書くと初心者さんも品種が分かりやすくなるかな??🤔
産地名は固有名詞。そしてメキシコの地名なので、読み方が英語とは違います。
(※固有名詞は最初のアルファベットは大文字です。
小文字だと、学名と同じになるのでお間違えなく!)
スペイン語の読み方で英語と違う読みになる主な地名は下記です。
Yecora ジェコラ
Rayones ラジョネス
Zaragoza サラゴサ
それから、こちら!
E. sp. Real de Catorce
Köehres の種から実生した品種なのですが、
私は以前、E.catorce (カトルセ) として販売した事があります…。(お持ちの方、タグの書き直しをお願いします🙇♀️)
此方は未承認種で、必ず「sp」が付きます。
Real de Catorce (レアル デ カトルセ)は採種地で、品種として確立していないものは、「sp」の次に取り敢えずの名前として採種地名が付けられてます。
Catorceはスペイン語で「14」なのでナンバリングかと思ったりしたけれど…やっぱり地名だった
「14のレアル」という意味。(レアルは英語だとロイヤル)
これがすごく面白くって、Real de Catorce の正式名称は、
Real de Minas de Nuestra Señora de la Limpia Concepción de Guadalupe de los Álamos de Catorce
他には、
Echeveria colorata f. brandtii
“ f. ”はformaの略で “fa. ” と書くのは間違いだそう
最初にエケベリアの原種が纏められた本、
『Tha genas to Echeveria 』でピブレム氏がf. を
fa.と書いた事で世界中でその間違いが広まったと言われています。
そして、以前お客様にご指摘頂いた通り、「ブランティ」です(その節はありがとうございました!)
…っと、原種にロマンを感じ、南米の大自然を想像しながら、原種ケースは終了!
(たった2ケースなのに3時間も掛けてしまった)
多肉とみどりのマルシェ(コキリノ出店日25・26日)では、原種はサボテン相談室さんからのもあります
コキリノブース、エケベリアの原種も充実してます
ここからは、虫が苦手な方は見ないでください🙇♀️…はらぺこあおむしの様なイモムシが出てきます
この時期になると、葉っぱにワタみたいな膜が張って、黒とか白い粒々と、齧られた痕があるのが出て来たことないですか
去年、私の初交配の大事な思い出苗がやられました 何年か前の初めて交配…2個しか出来なかったものなのに!
で、犯人が分かったんです!🕵️♀️
その犯人が隠れていた痕跡はここ↓
茎の中に潜んでました。
次!犯人が出てきます!虫が苦手な方は見ちゃダメ🙅♀️
コイツです!
うどんこ病が出たので、今、風通しを良くするためにビニール全開…蛾とか蝶々入り放題なんです…
メイガ飛んでたなぁ。。
メイガの仲間で、シンクイムシという幼虫です。
野菜や果樹の実の中や芯部に潜り込んで食害します。
夜盗虫とは違い、コヤツは白昼堂々と活動してます
見つけて捕まえたら菌先生が八つ裂きにしました 強い!(笑)
園芸とはカビ菌や虫との戦いですね
美味しいんだろうな…
ではでは