こんばんは
先週のスペイン語レッスンで、メキシコ出身、日本語ペラペラ〜のエリザベス先生から聞いたお話。
コロラド川を挟んでアメリカのカルフォルニアとメキシコの砂漠地帯があり、カリフォルニア側はすごく潤ってて色んな作物が豊富にできるけど、メキシコ側はカラッカラの砂漠で、暑い季節は50℃まであがり、寒い時期は−40℃まで下がる過酷なところのご出身。
川から長ーいスプリンクラーで水を引いて、一生懸命植樹しようとしても冬に枯れるそうで
何でも一年草になっちゃう環境。
先生曰く、
「日本の湿気も大変ね。日本はカビの種類が多くてビックリしました」
と。
日本でパンを放置すれば、直ぐカビパンに
メキシコでは、カラッカラのラスク状態になり、
フルーツはドロドロ…
メキシコではシューっと縮んでドライフルーツになるので、「腐る」というのが珍しかったと。
日本の湿気が多くて良い所は、お肌が潤うところ🥰
カビ大国日本!
もー!もーーー!
コンニャロー
寒くて乾燥しててもカビ菌ですよ
うどんこ病めーーー
凄ーく気温が上がって暑い時と、
凄ーく寒くて気温が低い時に繁殖するカビ菌です。
空気が乾燥している時に、フワーッと風に飛ばされて植物にくっ付きます
湿度が高い時にも、乾燥している時にもカビ菌に悩まされるなんて。
カビとの戦い…それが日本の園芸といっても過言じゃないと思います
今に始まった事ではなく、大昔から日本の土地がらカビ菌による病気との戦いなので、カビ菌に対抗する薬剤の開発も優れている筈
早速、うどんこ病退治
ホームセンターでも販売されてて、手に入り易いベニカXファインスプレーを常備してます
「多肉植物」というジャンルはないので、
エケベリアは花き類・観葉植物に入ります。
使用回数は4回がMAXですね
面倒でも説明書をしっかり読みます
…久しぶりに使う場合も、改めて読んだ方が良いです
で、スプレーしました!
その後、菌先生も来てくださり、
以前治療したトバレンシスに、またもやうどんこ病を発見
空気中で胞子が飛んで感染するので、もうケースごとスプレーすることに
スプレーをする時は、これくらい離してから、
全体にかかるように。
ベニカの成分の中に、ちゃんと広がって薬剤がくっつく成分が入っています。
なので、至近距離から水溜りが出来るほどかけるのは薬害を起こすのでNGです🙅♀️
かけ過ぎ注意
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それから、以前うどんこ病を治療した痕↓
うどんこ病は、白い胞子が付いてから、
「付着器」から針みたいなのを葉に刺して吸器を広げて葉の中の養分を吸っていきます。
針が刺さった痕がちょっと盛り上がって瘡蓋の様になります。
これと似た症状で、昨日のブログにコメントを頂いていた、ヒメシュウレイやダルマヒメシュウレイに水泡みたいなのができるのは、うどんこ病の仕業ではなく、水分過多になっている場合。
水のやり過ぎにも注意ですね
菌先生と今日話してた事で、「フザリウム」というのが分かってから、何でもかんでもフザリウムのせいというのは違ってて、
カビ菌にも沢山種類があるので、ちゃんと特定するのも大事!と。
写真に撮ってはいませんでしたが、先日「これはフザリウム??」って菌先生に渡したものは、
「ピシウム菌」でした
ともあれ、沢山の種類のカビ菌があってカビ大国なのは厄介だけれど、山が常に潤ってて沢山の植物が育ち、水源が豊富。
農作物も育つのも、そんな沢山の菌の恩恵を受けているお陰でもあるので、栽培している植物を守りつつ菌についても学んでいきたいと思いました
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コロラータ原産地住まいのアミーゴトニョから貰ったトニョのコロラータの種。
大事に栽培してます
彼も植物の保全活動をしている1人なので、自生地から抜いてきたものではなく、自生地にあるコロラータの種を繋いで栽培しているものから採種しています
日本で流行る物は輸入で大量に入荷するので、
本物かどうかが気になるところ🤔
間違えなく安心、そしてトニョの植物と自然環境に対する優しさが詰まっているコロラータの赤ちゃん
毎日毎日いちばんにチェックしています
今日は藍藻(シアノバクテリアという藻類)を丁寧に取り除いたり間引いて移したり。
1ポットを2ポットに。
実生をしていて表面がドロドロの緑色になるのを、
「苔」と思っている方が多いのですが、アレの殆どは苔ではなく藻類でバクテリア。
ベンレートなどの殺菌剤は効かないです。
ポットが緑になると植物が育たないのと、異臭を発して暖かくなるとコバエが来るので、取り除くか新しい土に移植するか…薬剤はオーソサイドを使います。
トニョコロ頑張れ
立春までもう一息
今年の栽培は二十四節気を栽培の目安にしていこうと思ってます
ではでは〜