なんか、ちょっとあったっかくない?
コートの重みに負けながらそんなことをおもっていた。
冬というのは人肌が恋しくなるとよく言うが、それはただ寒くて温めてほしいからという理由だけではないのかもしれない。
冬の自然は休みの時間だから、景色からも寂しさを感じるのかもしれない。
逆に夏は元気がありすぎるくらいだ。ひまわり、アサガオ、マリーゴールド、バラも冬には咲かない。
自然さんたちの中でも明るい花たちはみんな揃って夏に咲く。
それに比べて冬はどうだろうか。
ぱっと思いつく花がないくらいだろう。それくらい自然の中にも明るさがないから寂しさを感じる。
そんな寂しい冬だが、私は寒いという点を除けばこの雰囲気は好きだ。(寒くないとこの寂しさは生まれないのだが)
夕方~夜にかけてのなんの葉もついていない色の無い木々達。
どこか真っ青には晴れない空模様。
どれもなにか寂しさを感じさせるだけでなく、心をくすぐる気がする。
人は普段から自分の暗い部分に向き合うことはしたくないものだ。当たり前だ、明るい面ばっか見ていたい。
でも、その冬の寂しさが心にくすぐられて、暗闇がこっちをのぞいたときに私は潜りたくなる。
そして、その暗闇も自分なんだと分かっていたい。
誰しも、自分の嫌いなところはある。私だったら考えすぎてしまうところが一番嫌いだ。
それでも考えなければいいじゃん、適当に生きればとか、簡単な話なのかもしれない。
けど、それが自分でしかなくて、逆におそれが無くなったら何が自分に残るのだろうとも思う。
自分の嫌いなところ、好きなところ、どれも自分を構成する要素であって、その全てが同じ人なんていない。
その組み合わせがその人を作る。それが私で、あなた。
自分らしさがないと考えてしまうのは、一つひとつをみようとするからだと思う。
その凡庸かもしれない個性一つひとつの掛け算で成り立ってるのが人だ。話が飛び過ぎたかな。
また、ひびを生きよう。