2013年秋← 2014年 冬期 →2014年春
個人的この1作
魔法戦争
https://www.tbs.co.jp/anime/mahosen/
伝説のクソアニメ!伝説のクソ最終回!
近代アニメ史に刻まれるクソ・オブ・クソとは本作のことである。
内容はテンプレ系ラノベ。
第1話から普通に「やべーな、このクソアニメ…」という感想だったが、この際、もう大まかな内容などどうでもいい!
とりあえず伝説となった最終回だけ語らせてもらわねばなるまい!
簡潔に、本作のラストはいわゆる「ブン投げエンド」である。
ただしそのブン投げっぷりがあまりにヤバ過ぎる。
最終話の内容は主人公の武と、ラスボス役となった実弟の月光のバトルで開幕。
(※兄の名前が「たけし」で弟を「げっこう」と名付ける親のセンス…)
2人の戦闘中、なぜか唐突に過去に飛ばされ、困惑する主人公。
…で、結局何が起こったのか明かされないままエンディングに突入、そのままCパートすら無くアニメ終了~!?なんじゃそれ!!
ラストシーンで武が発した一言。
「…んだよ 意味が分かんねえ」
意味分らんのはこっち(視聴者)じゃい!!
この台詞は頭を抱えるポージングと共に今もネット上で散見される迷言。
アニメと関係ないところでも、とりあえず訳わかんない事件が起こったら「んだよ意味が分かんねえ」を呟こう。
ということで当クール、注目の1作に挙げたい『魔法戦争』であった。
普通につまらないアニメであり、視聴する価値はゼロと言って過言でない。
ただただ、衝撃のバッドエンドを発生させた事実、それだけで歴史に残ってしまった作品である。
ヒット作BEST3
ノラガミ
ニセコイ
未確認で進行形
申し訳ないが小ヒットくらいかな。このクールは。
その中で『ノラガミ』は女性視聴者人気を獲得した点で評価が高い作品。
ただ、正直言えば自分はあまり好きではなかったね。キャラの魅力が皆無で。
特に雪音とかいうヘイトを溜めまくったクソガキについて、男性目線では間違いなくクソガキだったが、女性からすればきゃわいいショタキャラに映ったらしくて…ほんと男女の感性の違いを象徴するような作品である。
『ニセコイ』はジャンプの王道中の王道のラブコメ。
シャフトが制作を担当し、円盤も5,000枚平均で各巻が売れたということでヒット作と言えるだろう。
自分としてもエロ全振りの『To LOVEる』シリーズよりは本作のが楽しめた。
翌年、2期が1クールで制作されたものの、原作&アニメ両方とも勢いが落ちたことから、残念ながらストーリー完結までアニメ化することは叶わず、3期は無し。
長期連載の原作を頭からケツまでアニメ化することの難しさを証明した形。
この中で一番好きだったのは『未確認で進行形』という動画工房のアニメ。
ただストーリーは正直あまり覚えていない。
オープニングは今でも偶に聞くんだけどねぇ~w
wiki調べによるとストーリーの根本となるのはラブコメだったようだが、申し訳ないが男キャラがいた記憶は全然ないな。
でも動画工房の質の高いアニメーションが視覚的も楽しくてオススメできる作品なことは間違いないです!…って、内容覚えてない分際でよう言えるわ!w
時間があるときに見直したい作品のひとつである。
こんな作品もありました
Wake Up Girls!
バディ・コンプレックス
スペース☆ダンディ
このクールはヒットこそしなかったものの、個人的に思い出深い作品は多い。
まずは没落したヤマカンの思い付きに始まったアイドルアニメ『WUG』だ。
一言で断じれば劣悪アイドルアニメ…なのだがそんな中で、ほぼ素人同然の声優さんたちは必死に頑張っていたので密かに応援していた。
イベントのミニライブも間近で観る機会もあったし…
長年活動するも、結局泣かず飛ばずで思わってしまったコンテンツであるが、その後も地道に声優活動を続けた方が、10年後の大ヒット作『ぼっち・ざ・ろっく』の主人公に抜擢されたのには涙を禁じ得ない。
『バディコン』も、これまた空気で終わったロボアニメだけど自分は好きだった。
本作の特徴でもあるW主人公をパワーアップさせる「カップリングシステム」。
その名称からホモホモしいと揶揄されたが、実際にはヒナというヒロインがいるし、青葉とデュオはきちんと親友関係として描かれていたので、悪評が付いてしまったのはやや勿体ないと感じた。
当初分割2クールアニメとして計画していたものと推察されるが、不人気から1クールで打ち切られたのは非常に残念。
ただ、半年後に『完結編 -あの空に還る未来で-』で、1時間という短い尺ながら物語をきちんと終結させてくれたのは唯一の救いである。
『スペースダンディ』はボンズ制作の1話完結型コメディ。
各話ごとに作画も脚本もクリエイターが違うという大変珍しい実験アニメ。
なので基軸となる設定はあっても各話ごとのストーリーに繋がりはない。
もちろん「当たり回」と「外れ回」の差も激しい。
まさに「作り手がやりたいことをやってる」作品であり、こんなアニメは他にない意味でも、アニメ史の1頁に残してもいい作品ではないかと思う。