答えは生徒が持っている! | ほめる教育研究所 竹下幸喜の【公式ブログ】

中学校教員時代は

自分の言葉が乏しくて

 

朝会や全校集会などで

私が話をした後に

 

教頭先生から、いつも

ダメ出しをされていた

 

ほめる教育研究所

代表 竹下幸喜です。

 

もう、毎回です。毎回

教頭先生からこう言われてました。

 

 

「竹下、お前が生徒の前に立つと

 生徒の顔が下がるのに

 気がついているか?」

 

そう言われました。

 

続けてこうも言われました。

 

生徒はこう思っているぞ

 あー また小言を言われる

 早く終わらないかな・・・」

 

「もっと子どもたちの

 心に残る話を考えろ!」

 

私に

厳しい言葉を投げかけてくれる

この教頭先生

 

実は

私が中学校3年の時の担任で

私はこの先生に憧れて、

中学校の先生になろうと思ったのです。

 

そして、教員になって、

この元担任の先生と

同じ学校で勤務することになったのでした。

 

 

まー 私が教え子ですから、

厳しい言葉も 本音で

たくさんいただきました。

 

 

今日の話も全然面白くない!

 

今日もだめ!

 

何が言いたいのかわからん!

 

 

ただ、

どんなに厳しい言葉をもらっても

 

私が中学校時代に

この先生からもらった 言葉で、

私は学校の先生になろうと思ったのです。

 

私が中学校3年の時の進路相談の時に

私は先生にこう言いました。

 

「先生、僕は体育の先生になりたいです!

どうやったら体育の先生になれますか?」

 

すると、その言葉を聞いた

その担任の先生がこう言ってくれました。

 

「幸喜、体育の先生になりたいのか?

 お前、向いてるぞ!」

 

「えっ 向いてますか?」

 

「おー お前向いてるぞ!

先生になったら、いい先生になれるぞ!」

 

こう言ってくれたのです。

 

この言葉が私の心を捉えて

体育の教員を目指し

本当に、体育の先生になりました。

 

そして、

教員になって8年目、運命的に

その担任の先生と同じ中学校で

勤務することになったのです。

 

その10数年前にもらった言葉

「お前 向いているぞ!」が

私の心の根底にあるから

 

どんなにダメ出しされても、

その先生の言葉を受け取ることができました。

 

私を伸ばそうとしてくれている

成長させようとダメ出しをしてくれている

 

厳しい言葉の裏側にある

愛情を感じることができていました。

 

そして

こうも言われました。

 

小言ばかり言うな!

できてることを伝えろ!

先生はこんなことが嬉しかった!

そんな喜びを伝えろよ!

 

 

そして、初めて

 

「今日の話は面白かった。

 生徒も顔を上げて聞いていたぞ」

 

そう言ってもらった時は、本当に嬉しかった。

今でもその時のことは忘れません。

 

そして、

それからもっと考えました。

生徒の顔がもっと上がるには・・・

 

どんな話をすばいいのか

 

どんな口調で話せばいいのか

 

どんな間を開ければいいのか

 

声のトーンは・・・

 

声の大きさは・・・

 

今日は笑顔で

 

今日は悲しそうに

 

今日は詩を紹介しよう

 

今日は歌を歌ってみよう

 

もう、

ありとあらゆることを考えて

 

子どもたちの

心に残る話をするには・・・

 

を全力で考えました。

 

 

 

その経験が、今に生かされています。

 

同じ職場で働いてた時に、

いつも先生が言っていた言葉があります。

 

それは・・・

 

答えは生徒が持っている!

 

面白ければ顔が上がるし

面白くなければ顔が下がる

 

いい授業をすればその後も

生徒は授業の話をするし

毎日ノートの日記にも書いてくる

 

答えは生徒が持っている!

 

この言葉を胸に

講演会でも喋っています。

 

 

答えは

聞いてくれた方々が持っている!

 

明日も、皆さんの様子を感じながら

全力でお伝えしていきます。

 

 

また8月に中学校時代の仲間と

その先生を囲んで飲むのが楽しみです!

 

今日もお読みいただき

ありがとうございました。