いちばんあまえんぼうだった末っ子のタナコさまは、アマテルカミさまの弟、ツキヨミおじさまの息子である、イフキヌシさまと結婚されました。
つまり、タナコさまとイフキヌシさまは、いとこどうしなのですね。
そして、イフキヌシさまは、ハタレの乱をおさめるために、おおきな軍隊をひきいて出雲の近くをとおりかかったとき、ソサノヲおじさまをお仲間にいれてさしあげた、やさしいお方でしたね。
げんざいの四国をおさめていたイフキヌシさまとむすばれたタナコさまは、イヨツヒコ、トサツヒコ、ウサツヒコという、さんにんのたのもしい男の子にめぐまれました。
「この子たちには、わたくしとおなじような思いは、けっしてさせない」
そう心にちかって、タナコさまは、それはそれはいつくしみぶかく、子どもたちを育てました。
アマカミ一族として、人のためにいっしょうけんめいつくす青年になるよう、祈りをこめながら。
そんなタナコさまのあつい思いが天につうじて、さんにんの男の子は、みんながあこがれるような、強くやさしい日本のお国のリーダーとなられたのでした。
イヨツヒコさまは、イフキヌシさまのあとをつぎ、げんざいの愛媛県にあたる伊予の国を。トサツヒコさまは、高知県にあたる土佐の国をおさめられました。
それでは、ウサツヒコさまは、どこのお国をおさめられたのでしょうか。
そのお話は、またこんど。
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