2005年春 この出会いは必然でした | 大切なものは目には見えない

大切なものは目には見えない

日々の普通の生活が当たり前だと思っていたけど、それは当たり前では無かった。
今日と同じ明日が必ずあるとは限らない。
本当に大切なものは目には見えないから、私の心が感じたことを忘備録として残します。

息子が中学2年の春

我が家に新しい家族が増えました


息子のために 犬を飼うことにしました


中2になって 学年は進みましたが

息子は不登校のまま

学校にはずっと行けていまないままでした


私はもう この頃には半ば諦めていて

行きたくないなら 

別にもう 行かなくてもいいと思っていました


でも学校に行かなくても

息子には それなりの楽しい日々を

過ごして欲しいと考えていました


勉強が好きでないなら

何か他に興味のあるものをと

その頃 息子はギター教室にも通い始めました


前から漠然と「犬を飼ってみたい」という気持ちは 私にもありました


息子と私が

犬を飼いたいと思ったのは

その前にハムスターを飼ったことから始まりました


息子が小学校4年生くらいの時から

ゴールデンハムスターという

ハムスターの種類の中では 1番大きな種類の

ハムスターを飼っていました


その子は名前を覚えたりして 

賢くて 人懐っこい性格で

とても可愛いハムスターでした


普段はゲージの中に入れていましたが

夕方になると「散歩」の時間と称して

家のリビングに放してあげて

リビングで自由に遊ばせてあげていました


私がキッチンで夕食の用意をしていると

ハムちゃんは必ず 私のところにやって来て

そして 私の足からよじ登って

肩の上まで登ってきます


いつもジーンズを履いてたので

その生地の質感が

きっと登り安かったんだと思います


肩まで来たハムちゃんは

私が刻んでるキャベツや人参をねだったりして

そして手に入れた食材を美味しそうに

いつも 私の肩の上で食べました


時々、耳をくすぐったり

髪の毛を引っ張ってイタズラしたりして

本当に可愛くてたまりませんでした


家族皆で可愛いがっていましたが

しかし どんなに頑張っても

ハムスターの寿命は短くて

3~5年しか生きられません


ハムちゃんとの悲しいお別れの後

私はあんなに小さなハムスターでさえ

私たちの家族として 甘え 信頼しあって

とても可愛いかったこと

幸せな時間を共有することが出来たこと


もっともっと 一緒にいたかった…


そんな時に ふと思ったのは

もっと大きくて もっと寿命が長がったら

もっと長い時間を

もっと一緒に居ることが出来るのでは?


そんな思いから

いつしか 犬を飼いたいという気持ちが

芽生えていました


いつも休みの日に行くショッピングモール

1階には大きなペットショップがありました


その当時 ペットブームの最初の頃でした

中型犬 大型犬よりも可愛い小型犬が人気の頃


私たちの目を引いたのは

毎週 見る度にプライスダウンされていく

ラブラドール・レトリーバーの仔犬でした


キャンキャン 吠えてる小型犬がいる中で

いつも大人しく お座りして

迎えてくれる 家族を待っていた

大きな仔犬 


あと1週間で 4ヶ月になるくらいでした

まだ4ヶ月でしたが 

既に 小ぶりな柴犬くらいの大きさでした


大型犬 ラブラドールの仔犬

私はこの子と

この時 運命的な出会いをしました

(ちょっと大袈裟ですが…)


本当にこの時に この子と出会わなかったら

私たち家族は もっと早くに

バラバラになっていました

今とは違うふうに 壊れてしまっていたと思います


この時の この仔犬との出会いは

私たち家族にとっては本当に必然でした