環境放射能除染学会に
今年も市民団体として出展しました。
私どものような一般市民にも
このような貴重な機会を与えて戴いていることに
感謝の念に堪えません。
今回は08/27(水)からの二日間、
福島市飯坂温泉の「パルセいいざか」で
開催されました。
数年前からだったと思いますが、
大学の先生といっしょに大学生のポスター発表が増えました。
また福島県内の高校生が集団で来場する姿も増えていて、
ポスター発表をする高校もあります。
(2024年いわき市開催の写真です。)
そして、この学会が設立されたキッカケは東京電力が起こした原発事故です。
当初は、被ばく低減、除染がテーマで、それが中間貯蔵、最終処分へと移り、
現在は、帰還、復興、除染土減容化にフェーズが変わり、
リスクコミュニケーション、除染土の再利用と減容化技術がテーマになっています。
また、福島の復興に寄与する行政や移住してきた方々にも焦点を当てています。
私たちは、自分たちの子どもたちの健康被害を防ぎたいと、
お小遣いを出し合って市民除染(線量低減化活動)と
子どもたちの居場所(学校・通学路・公園など)の放射線量測定と公開を
目的に行動をはじめた集まりです。
(2015年04月測定 「行健小学校区」放射線量マップ)
現在は、放射線量をはかって、そのまま公開しています。
私どもの見解を加えないのは、異なる見解や説明の情報が多く存在するなかで、
子どもたちを守るため、自らが判断して行動しようとの当初からの目的があるからです。
今回もその変わらぬ思いで出展しました。
ただ一つだけ言いたいことがあります。
日本のなかで福島県だけ20倍の被ばくをOKにして、避難指示を解除、
学校も再開、子どもたちは帰還して暮らしている現実があります。
◇双葉駅周辺(福島県双葉町)
◇大野駅周辺(福島県大熊町)
◇夜の森の桜並木周辺(福島県富岡町)
(2022年04月撮影)
◇村民の森あいの沢(福島県飯舘村)
◇常磐道&国道6号&国道288号(福島県 双葉町・大熊町・富岡町)
被ばくを20倍までOKにしたことをハッキリと言わずに、
福島県民はふつうに暮らしています、福島の復興の姿を見てくださいと
アピールしていることには、違和感があります。
このことは、この学会で接する専門家の方々も認めていらっしゃいます。
さらに、放射線を生業とする方々と、子どもたちを含めた一般の方々とが、
同じ放射線のリスクにさらされることは、妥当ではないと思います。
そして、これぐらいだったらダイジョウブというような安全な値は被ばくになく、
東京電力が原発事故を起こす前までのように
被ばくしないに越したことはないという原点に従って、貫いていきます。
こうしたことを「風評」という言葉でくくる方々もいらっしゃると思います。
あくまで事実ではない「うわさ」の類である、
事実を指摘したり、論じることを、
生産者や福島県民に迷惑を与える無責任な行為である、
生産者や福島県民は被害者であると、
「原発事故による被害」を、「風評による被害」と置き換えて、
事実を伝えたり、知ったり、議論する機会さえ封じて避け続けて、
「風評被害」とすることで本質から目を逸らさせている、
という印象をわたしたちは持っています。
「風評」と言う根拠として、「科学的」という語も頻出しますが、
「科学的」に「絶対安全」とする論拠を、私たちは拝見したことがありません。
あくまでも「確率的」な判断に過ぎないと理解しています。
あとになって想定外とか、考えにくいと言われても、
被ばくの影響を取り除くことはできませんので、
安全かどうかの判断は過小評価すべきではないと思います。
まだしばらくは、私たちは活動を続けて参ります。
▼行健(こうけん)除染ネットワーク
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※毎日更新しています。
※「東京電力 原発事故前」
福島県(福島市)の平常値【0.04】μGy/h≒μSv/h
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec_file/monitoring/7houbu.pdf
▼「空間放射線量の値について(ご参考)」<随時更新>
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