戦後レジームを脱却したい人々 | 苔院

戦後レジームを脱却したい人々

懸賞を主催したアパグループの代表、元谷外志雄氏は安倍晋三元首相の後援会「安晋会」の副会長であり、更迭された田母神氏は安倍内閣の時に任命されたのだそうです。安倍晋三つながりですね。


論文を読みましたが、ネット右翼たちが普段言っている事を論文風にしただけで特に目新しいところはありません。

一つ共感できることがあるとすれば、現在の自衛隊の運用にはあまりに制約が多すぎるといったことを書いてある部分ですが、しかしこれは過去の侵略行為が濡れ衣だあったかどうかとは別次元の問題です。


当時の侵略国家はアメリカ、イギリス、フランス、オランダなどですが、日本がこれらの国々と比較して罪が軽いなどと考えるのはナンセンスだと思います。前述の国々は戦争に勝ってしまったため、責任者が裁かれなかっただけで、みな拭い去れない罪を背負っているのです。


別に自分が生まれてくる前の出来事に関してことさら卑屈になる必要はないと思いますが、だからといって、田母神氏の論文の結びにあるような、あの戦争が「輝かしい歴史」であったという見方は相当に歪んでいると思います。


田母神氏はもう60歳ですから、もともと自衛隊を辞めるつもりだったのでしょうし、本人は「憂国の徒」か何かを気取っているのかもしれませんが、いい迷惑です。