戦前の教育を復活させよという主張
戦前の教育を復活させよという主張
佐藤愛子
週刊文春2008.8.7
相次ぐ通り魔的殺人事件は戦後の間抜け教育が原因なのだそうです。この人が復活させたいのは親が子供を頭ごなしにしかりつける「戦前のような教育」なのだそうです。
私はまったく賛成できません。内に籠もり、怒りのエネルギーを沸々とためてゆく人間(とくに男性)を量産するのは戦前戦後を通じ、脈々と受け継がれてきた日本的「厳しい子育て」の特徴です。
私自身はもはや若者と呼ばれる年齢ではなくなってきていますが、私の勤める大学でも街でも、すばらしい若者を見つけるのは決して難しいことではありません。
戦後教育はおおむね間違っていなかったのだろうと思います。理不尽な精神主義、蔓延る権威主義がだんだんと過去のものになりつつあり、私はせいせいしています。