わたくし、「性悪オオカミ~」の紅×直の2人が好きすぎるkokawausoがこのふたりとワルイコメンバーの日常の妄想をさらけ出してみようという恥辱プレイ。

 当面は、紅×直さまメインのお話が多いかと思いますが、あんな人やあの方が登場するとかしないとか・・・・。

 あくまで脳内妄想ですので、2次創作、妄想お嫌いな方は逃走の準備をお願いします。

 

今回は、花火大会の後の話として番外編という形でうまくまとめていけたらと思います。

あの○ンタイイケメンジャイアンニヤが(←個人的にA氏をこう呼んでおります)

このままで終わるはずもなく。

一部裏設定があり、そちらもうまく表現できればと思っております。

 

今回は、紅城視点からの花火大会の日の様子を描いていきたいです。

 

長文になるかも、妄想大丈夫という方は下へお願いします↓↓。

 

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 撮影後、やっと直を連れ出すことが出来た。

 

変に勘違いしたせいで、危うく今回の依頼がおじゃんになるところだったぜ。

あいつは、頭固いんだよな。難しく考えることなく簡単なアルバイトだと思えばいいのによ。

まあ、一応風紀委員長だし、みんなの手本のようにとか思ってんのかな。

相変わらずそいういうところは穢れてないというか、スレてないというか。

まっすぐなんだよな、名前のとおり。

 

最近は直がいるので学校内での商売ができなくなった。

惚れた相手からお縄かけられるような事態は避けたいしな。

 

外でのアルバイトは相変わらずしているのだが、知り合いから頼まれてカメラマンの助手をしたことがあった。

だんだんとカメラの面白さに魅力を感じて助手を続けていたときに、たまたま撮らせてもらったポートレートをみた白羽君子さんから撮影のカメラマンとしてやってみないかと言われた。

助手上がりのアルバイトなのできちんと出来そうもないので最初は断ったら、若い方の感性で撮ってみてほしいと言われてしまった。

 

白羽君子さんは俺の学校の後輩、現生徒会長の白羽 帝と姉弟だと後から知った。

君子さんも俺が弟と同じ学校だと思ってなかったらしい。

 君子さんはお店を持っていて、いろんな品物を扱っているらしいんだが、毎年夏になる前にセレブなお客さん用に宣伝もかねて、オリジナルオーダーで作る浴衣のカタログを作っているようだ。今回、その撮影を任されてしまったわけだけど。

いい経験にもなるし、引き受けることにした。

 

 実は、毎年浴衣のモデルは君子さんのもう一人の弟さんで、七王さんという人がやっていたんだが、今年から事情があってできなくなってしまったという。

 

それでモデルを引き受けてくれるようなやつを探しているけど、なかなかイメージどおりのモデルが見つからないらしい。

イメージとしては「清楚、清潔感のある、でもどこか色気のある」人。

イメージをつかみやすくするのに前回のカタログを見せてもらったが、七王さんという人はどっちかというとなんだか妖艶な感じに見える。男の俺から見ても独特というかやっぱり色気のある人だって感じる。色気はどうかとしてもイメージに近いやつを一人知っている。

あいつは、自分のよさっつーもんをちっとも分かってないからな。

まあ、それは俺だけが知ってりゃいいけど。

 

撮影で浴衣に着替えたあいつは、ビックリするくらいよく似合っていた。

いつも学校で見せてる印象とまるで違う別なやつのように感じた。

黙ってたから、カメラマンとして現れたときは驚いた顔してたっけ。

今回は、冷やかしもなく真面目にいつもの対人モードで対応していたけど、

あいつはああいう顔も出来るんだな・・・・・。カメラのレンズから覗いた直の表情を見て

鳥肌がたつ感覚を覚える。

 

七王さんにも、来年もお願いしたいくらいだってお墨付きもらってたな。

 

撮影終了後、君子さんから受け取った、白のしじら織りの生地に青の朝顔の浴衣に着替えてきた。やっぱりよく似合ってる。

俺が見立てたから当たり前だけど。

俺のほうは黒っぽい生地に銀糸の狼の柄の入った浴衣を用意してもらった。

あいつ、やっぱり花火大会行こうとしてたんだな、行きたそうな雰囲気はあったのに黙ってたからどうなるかと思っていたが。変なところで遠慮しやがって。

 

外に連れ出したら、花火大会へ向かう人たちがたくさんいて、その中でなんでもないような会話しながら歩いてるのが楽しくなった。今までこんな風に素の自分のままでいることって少なかったからな、冗談言い合ったり、からかってみたり。

 

でも、行き交う人たちの直へ向ける視線に気がついて堪らなくなる。

普段無表情なくせに、無防備に笑ったり、やわらかい表情をするから、他の奴らも振り向かせてしまう。その笑顔は俺だけに向いていてほしい。これ以上直の浴衣姿をほかのやつらに見せたくなかった。

 

 

はぐれないように掴んだ手を握ったまま、会場までの道の途中に親父と小さいころに行った公園があったのを思い出す。

親父ときたとき、すごいよく見える場所で穴場なんだぞって、あとから聞かされたっけ。

少しでも人目を避けたくて公園へ行ってみると、ちらほら人がいるものの通り過ぎていくだけ。

そうしているうちに花火が上がりはじめた。

 

やたらキラキラした瞳で花火を見ているので聞いてみたら、今まで家族とも見たことなかったらしい。いつも以上に嬉しそうに微笑んでいる直の横顔を見て、また来年もその次も見せてやりたい、そう思った。それは直も同じだったらしい。

いまは、あいつの笑顔の為なら、なんでもしてやりたい。そして傍でその笑顔を見ていたいと思う。

 

そう思ったら、隣にいる直の体温を感じたくなった。

自分が昂ぶっていくのを感じながら、そっと唇を重ねる。

受け入れてくれるその熱を感じながら、花火が終わって、ホテルに戻ったら俺が選んだ浴衣をどうやって脱がせてやろうか。だいたい、直がそんな顔するから悪いんだ。俺の好きにして何が悪い。

そう考えるあたり、俺、病気なのかもな、あいつにしか治せない病気。きっとこれは、治るどころかますます悪化していくだろう。

 

 

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拙い文章では有りますが、これにて番外編終了させていただきます。

ご覧いただいてありがとうございました土下座土下座土下座土下座

 

後編がやたらと長くなり、番外編と後日談、という形で物語を〆ようと決めて、番外編から書き始めましたが、結局紅城先輩の心のつぶやきという形で終わりました。

思ったよりも日にちが経ってしまい、本編と照らし合わせながらの作業になりました。

番外編はこれでお許しいただいて、後日談で何か起きて欲しいところも。

それぞれの心の中を表現できたらと思って、番外編を作らせてもらいました。

 

まとまりのない文章を全編読んでいただいた皆さま、ありがとうございました。
こんなヘンテコなブログに来ていただいた方々よろしければ懲りずにまた見に来てくださいませ。