BLというジャンルを知り、腐女子の仲間入りを果たしたのですが、とにかく奥が深い世界だというのを感じます。

少女マンガ全盛時代にその名を知られている「あさぎり★夕 先生」

代表作は『ミンミン!』、『なな色マジック』など有名な作品も数多く排出されている有名な漫画家さんです。まさかそのお名前をBLのジャンルで再び目にすることになるとは夢にも思いませんでした。

 

漫画家 剣 解さんとのコラボ企画で定期的に発行しているようです。

Mr,シークレットフロアシリーズ

小説、コミックともに発行されているのですが、わたくし的にはこの作品が特にお気に入りです。↓↓↓

もちろん、書籍も持ってます(書籍好きです)。

ストーリーとしては大学の考古学教室の助手を務める青年が調査に訪れた先で出会った年下の王子との王道ラブストーリーです。ただ、普通のラブではなく、なぜか王子はこの青年から抗えないような特別な香りのようなものを感じてしまい、押し倒してしまう・・・。

という感じでしょうか?もちろんストーリーはそれでは終わりませんが。

 

最初にこの話を読んだときはちょっと無理やりかな・・・。という感じだったのですが、他の本を読んだりしてからまたこちらを読んでこういう展開もありだなと。

というのは「オメガ★バース」という世界観に近いなと感じたからです。

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「オメガ★バース」とは・・・

もともと海外からの発生の設定のようで

この世界には、男女という性別のほかにも、
α性、β性、Ω性の3種類が存在する。

α性:生まれつきのエリート・ボス気質。
    カリスマ性やリーダースキルを持ち、
    社会的地位が高い者に多く、全てにおいて優遇される。
    数は少ない。

β性:ごく普通の人間。人口比率的にも最も多く、
   β同士で結婚するのが一般的。

Ω性:数はα性よりも少なく、
   しばしば絶滅危惧種として扱われることもある。
   約3ヶ月に1度、発情期が存在する。
   発情期は10代後半から始まるとされ、
   発情期ならば男女問わず妊娠が可能
   "種の繁殖が仕事”とみなされており、社会的地位は低く、
   Ω性と分かって自害する者もいる。

 

この設定には「運命の番(つがい)」というものがあり、

αとΩにだけ存在する特殊なつながり。本能的なもので、番になると生涯寄り添う。
 フリーのΩは、フェロモンでフリーのαを誘い、αがΩの項を噛むことで番となることができる。
 また、番を見つけたΩはフェロモンは発さなくなる。
 この番は、恋人関係や結婚よりも強い繋がりであり、一旦番になるとどちらかが死ぬまで解除されない。
 (しかしαは一方的に番を解除することができるが、その場合Ωに非常に強いな精神的ストレスを与えることになり、Ωは一生番を作れなくなってしまう)

 

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ということで、特定の相手であるαとΩが出会ってしまった場合はどちらもそれに抗えないという感じでしょうか?

 

※オメガ★バース関連の書籍はまた別途出ておりますのでご興味のある方は見てみるのも意かもしれません。

ちなみにわたくしは市梨きみさん「さよならアルファ」という作品がお気に入りです。切ないです、泣ける作品ですね。(ピクシブさんにサンプル載ってました)

こちらはショタα×自分の事をαだと思ってたΩのショタ攻めオメガバース本です。

いずれこちらも紹介したいですね。

 

上記のMr.シークレットフロアもまた「抗えないフェロモン」のようなもの、作品では「月(カマル)の力」というものを青年から感じてしまい、離れられなくなっていく。しかもその力はその青年のみに感じるもの、というのでまさに「『運命の番』」のような2人の関係。

 

オメガ★バースの設定ベースじゃないかと個人的には感じております。

ストーリー的には、出会い→イタス(おい)→離れる→追いかけて→やっぱりくっつくみたいな感じですが。いきなりこれ一冊だけ読んでしまうと???となってしまうかもしれません。

この本は他の作品にシリーズの登場人物が出てきますので、他のキャラも知っておくとより分かりやすいかと思います。

 

ただ単なる物語でもいろんな世界を組み合わせて広がっていくBL世界。

一言では片付けられない奥の深さを感じます。

 

今回は、この辺で。個人的感想にお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

今、妄想小説の後編を考え中ですが、まさかの2パターンの終了へのストーリーを考えてしまい、抜け出せない深みにはまってしまっております。どっちかに決めるか、うまく組み合わせるか、はたまた2パターンの展開をそのまま晒すか。作品の雰囲気を壊さないように話を終了させたいものです。そのため、後編掲載はもう少し時間がかかりそうです。

読書の秋、スポーツの秋、妄想の秋(笑)、妄想するなら秋の夜長がぴったりなのかもしれません。

※このブログでの愚痴吐き後、SSのベースを思い出し、終了のストーリーが決まりそうです。