昨日作ったテコ皿の上に材料をのせて
いよいよ「積み沸かし」にとりかかります。
$テノウチ、ムネノウチ 待ち伏せ編
潰して、テコに乗せやすくした和鋼を和紙で包み


$テノウチ、ムネノウチ 待ち伏せ編

泥を全体にかけ


$テノウチ、ムネノウチ 待ち伏せ編

藁灰をその上にかけ全体を覆います。


$テノウチ、ムネノウチ 待ち伏せ編
で、これを火床に入れ、炭をかけて鞴で風を送り
徐々に温度を上げていきます。


火床の中で風が横から当たるのですが
部分的に燃えて鐵が酸化しないように
藁灰と泥をかけます。

鐵全体が芯から沸くようにするためです。

和鋼の凄いところはこうしてしっかり沸かして、
圧力をかけると(要はハンマーで叩くと)
ばらばらの素材が完全にくっついて一体化してしまうところで
だからこそ、「鐵を練る」折り返し鍛錬が可能なのですね。





$テノウチ、ムネノウチ 待ち伏せ編