$テノウチ、ムネノウチ 待ち伏せ編

刀でも短刀でも
姿をきめるのは、まず棟のライン。



鑢をかけ、平せん(ヒラセン)でムラ肉を削りながら
元から先までそれぞれの線を通せば
きちんと三棟が極まるもんです。



写真で、鑢の下に写っているのが平セン。

鉄にかけるかんなのような道具で
平面を出すことができますが
身体が極まっていないと
使いこなせない道具です。


人間の身体は訓練すれば機械以上に精密で
平面や決まった角度を覚えているものです。