$テノウチ、ムネノウチ 待ち伏せ編

鞴は取ってを押したり引いたりすることで
炉に空気を送ることができる道具。


木でできた大きなピストンとシリンダーのような構造で
ピストンリングは狸の毛皮。
なぜ狸かというと
剛毛とフワフワの毛が密生していて、
摩耗に強く細かい毛のおかげで密閉性が高いから。



鞴は左手で操作するようにできていて
仕事中は手放せない。


火を熾していると
たちまち腕からも汗が噴き出す。


夕方、仕事着を脱ぐと
汗の重みでドサッという。

鎧を脱いだように身体が軽くなる。