設計 木花家(こかげ)ブログ

設計 木花家(こかげ)ブログ

自然素材を使った高気密高断熱住宅を
分離発注により無駄を省いて安く
設計監理してる設計士です。

今年も暑い夏です。

本当にまた寒い冬が来るのかと疑いたくなりますね。

しかし・・・寒い冬は必ず来ます(笑)

 

連日大型台風10号の進路でビビっています。

能登地震で屋根にブルーシートで雨漏り対策をした家が一杯有りますが、台風でブルーシートが飛んで行きそうです。(涙。。)

雨漏りがすると家が傷みますので困りますね

雨風被害が無い事を祈ります。

 

本題に戻って

次の冬に向けて薪を作っています。

今年はプレカットの端材が大量に入手出来ました~

薪ストーブに入る長さに切ってから薪割りです。

 

 

事務所の隅っこで黙々と薪割りをしています。

暑いので休み休みしながらの作業です。

 

薪棚も一杯になりました。

これで次の冬も大丈夫です!

 

 

 

木花家で建てた家に薪ストーブの設置率はかなり高いです。

薪ストーブも薪の入手が障害になって設置をためらいますが、

木花家で建てたお客さんには薪を無料で差し上げています。

暇を見て薪を作るのでサイズや樹種はバラバラですが勘弁してくださいね。

 

寒くなると事務所に薪を取りにそれぞれのお客さんが来ています。

子供達も一緒に来ますので、一年ごとに大きくなる子供達を見るもの楽しみです。

寒い冬に家族で薪を積んで帰って薪ストーブで温まるのは良い思い出になりますね。

 

家族が安心して住める暖かい家を建てる設計木花家です

本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です

年次点検を行いました。

一年に1度家の定期点検を行います。

引き渡し後2年が経ちましたので本部に報告義務が有る点検です。

 

引き渡し後2年の間に不具合が見つかる事が多いです。

2年迄の間に初期不具合が発生するので2年は一区切りになります。

 

さて先ずは外回りの点検です。

 

 

軒裏も綺麗で問題はりません

外壁も綺麗な状態です

 

 

エアコン室外機にも遮熱の屋根を取付しています

色々暑さ対策をされていますね~~

室外機に影を作ってあげる事はエアコンの効きも良くなります。

光熱費も少なくなりますので効果的です。

ホームセンターに色々売っていますので購入されると良いです。

 

 

次は換気システムのフィルター掃除の確認です

フィルター掃除のサインが出ますが・・・良く忘れる作業です

 

 

おぉぉ~定期的に綺麗に掃除されています。(よーし)

次は・・・グリストラップ清掃を確認です。

グリストラップとは下水に油分を流さないようにする為の物です。

汚水なので臭いもするので敬遠されています。(涙。。)

 

 

おぉぉ~これまた綺麗に掃除がされています。

グリストラップの掃除は良く忘れる箇所なので点検時には必ず確認しています。

油分が溜まってしまうと汚水が流れなくてキッチンの排水が出来なくなります。

外回りは合格です。

 

室内は不具合が有れば直ぐに対処をしていますので大丈夫です

次は恒例の床下の点検です。

地震後の点検なのでひび割れや漏水が無いか特に入念に確認します。

 

 

配管に漏水が無いか見て回ります。

水も大量に漏れていれば直ぐに分かるのですが、少量だとなかなか気づかないので配管を特に点検します。

 

 

漏水は問題ありませんでした。

基礎コンクリートにひび割れ無いか確認です。

隅から隅まで見ましたがひび割れは有りません(よーし)

 

 

2年点検は合格です。(ニッコリ)

 

家の方と高気密高断熱の家に住んで見ての感想などをお聞きしました。

以前の家では洗濯物の乾燥にエアコンの前にハンガーパイプを付ける道具が有りますので、新築の家にも取り付けをして洗濯物の乾燥に使いたいと思っていましたが・・・洗濯物は直ぐに乾くので必要無かったと言っていました。

その他に外でも洗濯物を干すスペースを作りましたが、室内で乾くので外の干すスペースも必要無かったと言っていました。

 

これまでのお客さんにも高気密高断熱の家の住み方をお伝えしますが、生活体験をしていませんので話だけではなかなか理解されませんね。

プランの時に大きな物干し場サンルームが必要だと言われますがそこまで大きなサンルームは必要無いとお伝えをしますが・・・理解されませんね。

どうしても今の生活スタイルが基本になりますので仕方ない事なのですが・・・

これかも事例を紹介して理解できるように説明をしますね(頑張るぞー)

 

漏水もひび割れも無くもちろんGの形跡も有りませんでした。

また1年後の点検に伺いますのでよろしくお願いいたします。

 

家族が快適で安心して住める家を建てる設計木花家です

本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です

 

松尾エコセミナーで一緒に学んでいる千葉県の「むとう工務店」さんが建てた家を見学に行って来ました。

武藤さんは、社長さんのご主人は大工を見習いから習得したたたき上がりの大工さんです。

奥さんは設計とコーディネーターで二人三脚で行っている工務店さんです。

 

私も現場で作業をしていましたので、武藤社長さんとは意気投合している仲です。

松尾エコセミナーも常に改善とバージョンアップをしていますので勉強や現場での悩みを話せる良いお友達です。

 

今回の家は、寒くて古い家を暖かい家にリノベーションした家です。

現場はかなり狭い道の場所でした。

工事中は大変だったと思いますね。

 

場所が分かりずらいのでMXエンジニアリングさんに送迎をお願いしました。

待ち合わせ場所は千葉県南柏野駅です

 

 

駅に着いた時には綺麗な晴れでした。

暑さはこれまた半端ない暑さです(涙。。)

 

 

しかし・・・一時間程経つと空の雲行きが怪しくなってきました。

遠くから・・・ゴロゴロ雷が鳴り始めて近づいて来ます。

 

その日は関東地方の大雨警報が出た日です。

一時間程でしたが前が見えない土砂降りです。(やっばい)

 

駅前のショッピングモールで雨宿りしてたら徐々に晴れてきました~~

 

 

丁度お迎えの時間になりましたので現場に向かいます(レッツゴー)

 

お客様の家なので写真は外観のみになります。

 

 

工事看板が有りましたので・・・パシャリ

 

 

今回の目的は古い家のリノベーションの方法と、付加断熱の様子を確認です。

木花家でも付加断熱の家は何件も有ります。

一次防水を考えると付加断熱が一次防水になる事に不安を感じています。

 

この家は、押出ポリエチレンフォームに湿式左官仕上げです。

外壁の左官仕上げは良い感じで仕上がっています。

塗り壁も良いですね~~~

 

 

押出ポリエチレンフォームは価格もお手頃で断熱性能は良い材料です。

塗り壁もひび割れ対策やシーリングで水漏れが無いように対策がされています。

問題は無いのかと思いますが・・・・ちょっと心配しています。

心配し過ぎなのかと思ったりもしますがこれから何十年先まで考えると一次防水性能を考えてしまいます。

その不安な所を現場で作業をしている社長さんと意見交換をしました。

 

細かな話は割愛しますがそれぞれの考えですね

全てに絶対良い物は有りませんので一次防水二次防水の考えがしっかりとしていれば大丈夫ですね。

断熱性能も大切ですが、長く安心して住める事も大切ですね。

 

現地確認と意見交換も終わったので新幹線で帰るとします。

また機会が有りましたら他の物件も見させて頂こうと思います。

 

 

住んでからもお金の掛からない家づくりをする設計木花家です。

本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です。

お盆休みも一週間程頂き今日から仕事を始めています。

近年は地震が多いですね

夜中に関東地方でまた地震が有りました(ビックリ)

地震を防ぐ事や予知する事は出来ませんが、地震に強い家を建てる事は出来ます。

家の耐震性が増々重要になって来ますね

 

本題に戻って分離発注方式のオープンシステム全国が東京で行われました。

1年に一度全国から集まって来ます。

東京のビルは高いですね~~

 

 

オープンシステムの保険をお願いしている三井住友海上保険のビルです

今回の会場です。

 

 

オープンシステムを管理運営をしているイエヒトさんの社長の藤井さんです。

藤井さんとのお付き合いも20年以上になります。

お互い歳をとりましたね~(笑)

 

全国大会の勉強会として

家の断熱向上を強く進めている「東京大学准教授 前真之先生」です。

高級車が買える程の高価なサーモカメラで撮りまくっている先生です。

 

 

性能の良いサーモカメラなので熱が逃げている場所とか直ぐに分かります。

断熱等級7やHEAT20のG3レベルの家を奨めています。

これからの家は何十年も建ち続けるので将来も考えた家づくりが大切です。

今建てた家も今後、子供や孫が住む家になります。

昔の家のように何代も住み続ける事になりますから家の性能はとても重要です。

 

 

 

休憩時間にパシャリ

会場参加者は60名位でwebでも参加されています。

 

 

 

地元金沢から銘木など自然素材に特化した「ムラモト」さんが商品説明をしています。

いつもお世話になっているムラモトさんです。

毎月22日に銘木市を行っています。

銘木や自然素材を原価で販売しています。

もちろん一般のお客さんも購入する事が出来る市です。

気に入った銘木板を家具屋さんに加工をお願いしてオリジナル家具は長く使えて愛着も有って良いですよ。

オリジナル家具も思っているより高く無いので一度は覗てい見ても良いと思います。

 

 

ムラモトさんの商品PR時間です。

今回は石田さんが説明に来ています。

石田さんとも長いお付き合いになっています。

これまたお互いに歳をとりましたね(笑)

 

 

木花家では室内の壁天井は塗り壁が標準仕様になっています。

珪藻土や漆喰系の塗り壁です。

材料には化学物質が含まれない商品となっています。

ムラモトさんの「ウォーロ塗り壁材」の説明です

 

 

ウォーロの補修の時は補修面を全部塗らないと補修が目立ちます。

一般の人が塗るには後での補修が目立つのでちょっと難しい材料です。

プロの左官屋さんが塗るには良い材料ですよ~

 

勉強会が終わったら続いて懇親会です。

久しぶりに会う人たちと意見交換をしています。

色々な商材が出ますが本物はどれかお互いに情報交換をしています。

 

 

日本全国から集まって来ていますので地域特性は色々有りますが、それぞれの地域で悩んだり上手く行った事の話をしています。

 

新幹線で帰りま~す。

 

 

来年は何処で全国大会が開催されるのか楽しみです。

各会社は小さな会社ですが皆さんで集まって大きな団体になっています。

もう少し若い会員さんが増えてくれると良いですね。

 

常に最新情報を勉強している設計木花家です。

本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です。

能登地震で被害に遭った家の耐震補強工事を行っています。

旧耐震基準で建てられた家です。

近くでは倒壊した家が一杯有ります。

地震の大きさが分かります。

 

先ずは建築図面で耐力壁の確認をします。

 

基礎にはコンクリート杭が施工されています。

基礎は丈夫な構造になっていますね

 

耐力壁は・・・やはり少ないです(涙。。)

広い間口になっていますのでバランスも悪いです。

 

現地を確認すると床の傾きが有りません

しっかりと水平な床になっています。(ヨシヨシ)

柱の傾きも調べましたら少しだけ傾ていますが許容範囲内です。(良かった良かった)

 

耐震補強をするのに補助金申請を行いたいと役所に相談しました。

相談では手間も掛からず早く対応出来そうに思えましたが・・・

いざ申請となると色々クリアする項目が出て来ます。

耐震診断士さんとも協議をしましたが、今回の工事には向かないので耐震補強補助金を申請を断念しました。

 

パンフレットでは簡単に申請が出来て良いように書いて有りますが、実際には認定されるまでにハードルが高いです。

早く家を直して住まいをされたいので補助金を諦めて早く耐震補強と壊れた修繕をする事にしました。

地震で困っている人が早く家に戻って以前の生活をしたいと思っていますが、行政の広報と現実はかみ合っていなです(トホホ。。)

 

嘆いても仕方が無いので家の耐震補強工事を進めます。

壁を剥がしてみてびっくりです。

図面より丈夫な筋交いや耐力壁が入っていました。

このほんの少しの耐力壁工事が今回の地震でも傾きも無くしっかりと建っていたのだと思います。

 

多分家を建てた時は、この年代で基礎にコンクリート杭を使うなんて費用が掛かってもったいないと思われたと思います。

耐力壁も図面より追加で補強されていたので建築費もアップしてたと思います。

昔も今も家の価格や大きさで良し悪しの判断をすると思いますが、見えない所にもしっかりとした工事をすると将来に渡って安心とお金の掛からない家になります。

 

基礎の杭や耐力壁の追加が無くても当時の法律では違法では有りませんので無駄と思われたらそれ迄ですが、家を建てた設計士さんや工事業者さんの思いが伝わりますね。

良い物を長く安心して住める家が良い家です。

 

 

今度は耐力壁のバランスを考えて追加で耐力壁補強をしています。

床や天井を取り壊さずに安価で効果の有る補強工事をしています。

見た目より強度を優先した工事になります。

厚い構造合板で補強してその上にボード貼ってクロスで仕上げます。

 

 

カレンダーも1月のままで時間が止まっています。

早く以前の生活に戻れるように協力したいと思います。

 

 

地震はいつどこで起こるか分かりません

大きな地震が一回とは限りません

何度も大きな地震が来ると思います

 

地震を止めたり予知する事は出来ませんが、大きな地震が来ても家族と財産を守れる家を建てる事は出来ます。

見えない所でも手を抜かずしっかりと工事をして安心して住める家が本当の良い家です。

 

今回の家を見てもしっかりとした工事の大切さが大きな結果になったと思います。

これかも手を抜かずしっかりとした家で家族が安心して住める家を建てて行くと誓いました。

 

家族の安心と財産を守る家を建てる設計木花家です

本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です