じがかけなかったライオンのおうさま | 木かげdeえほん

 

じがかけなかったライオンのおうさま [ マーティン・バルトシャイト ]

マルティン・バルトシャイト 作、絵

加納教考 訳

フレーベル館

 

10月のおとなのためにおはなし会では、

 

お手紙を使った絵本セラピー®をしました。

 

そのときには、

 

この絵本を使わなかったんですけど、

 

これもよかったんだよねー。

 

 

 

献辞っていうんですか?

 

訳本って最初のところに、

 

だれだれに捧げるみたいな、書いてあるじゃない?

 

あそこにね

 

「じぶんでほんがよめるようになるまで

ほえなかえればならなかった

ライオンにささげる」

 

ってあるのね。

 

 

 

 

ふだん、勤めるところにもね、

 

「金切り声をあげるんです」

「うるさいんです」

「すぐに奇声をあげるんです」

 

っていう保護者さんがいらっしゃるんですね。

 

よーく様子を見させていただくと、

 

楽しくなりすぎている、とか、

 

不安を感じている、などの感情が動いている。

 

そういったことがあって、

 

保護者さんに伝えたいことがある、

見てほしいことがある、

 

なんていう場面でそういった声が

 

でていることが多い気がします。

 

 

 

つまり、そういう声をださないと、

 

子どもさんたち、見てもらえないのね。

 

「キャー!! キーッッ!」

 

っていうと、

 

お母さんがくる、お父さんが反応してくれる、

 

っていうことを子どもさんが学習しちゃったのね。

 

もちろん、

 

そういう声を出すと自分の喉の震えであるとか、

 

音そのものがおもしろい! ってことで、

 

声を出し続ける子どもさんもいるけど、

 

多くは、このこういう声を出せば反応してくれる、

 

を学習しちゃってるパターンが多いような気がします。

 

 

だから、1才前後の「キーッッ!!」「ギャー!」って、

 

「お母さん!」「ママー!」って呼ぶと来てくれる、

 

に変わるとすんなり終わったりします。

 

 

このライオンの王様もね、

 

大好きなレディに関心を持ってほしくて、

 

ジタバタしちゃってるのね(笑)

 

なんてかわいらしい、魅力的なライオンの王様。

 

でもね、書けない、できないことってマイナスじゃないの。

 

そのマイナスがあるおかげでの

 

気持ちのいいエンディング。

 

ハッピーエンド。

 

この王様が最初にお手紙を書く相手は決まっていて、

 

きっと、思いのたけを伝えるんでしょ、

 

って思うと、

 

レディはすごくうれしいだろうなあ、

 

って思うんです。

 

 

そうそう、この絵本、装丁もステキなのね。

 

本が、封筒の形になっているの。

 

ブログでつかっている画像は表書きで、

 

切手、消印があるんだけど、

 

裏はちゃんと封緘してあるのよ。

 

さすが王様らしい封緘。

 

ぜひぜひ、本を手にとって、

 

裏も表もジロジロみてほしい。

 

見返しにいっぱい切手があるんだけど、

 

そのイラストのドラマをまたおもしろいです。

 

絵本ならではのつくりで、ほんとにステキな1冊です。

 

 

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