林木林 作
あきくさあい 絵
すずき出版
もうね、表紙からして、
草間彌生かっっっっっ
とつっこみたくなるくらいの水玉なわけ。
この表紙の子、
「きょうのわたしはみずたまちゃんよ」
って言っているので、
いつもはちがう子なのね、
って思ったわけ。
しかも、顔、まっしろだしね。
え? 白いけど、ヒジャブ的なものを被っているのかしら?
ってうきょうは思ったわけよ。
そんなに外は寒いのかしら? って。
なのによ、このみずたまちゃん、
気がいいみずたまちゃんなの。
かわいいわね、かっこいいわね、
わたし寒いのっていわれると、
手袋でもながぐつでもどんどん貸しちゃうわけ。
寒がりのうきょうはさ、
みていて、いいの? いいの?
あなたも寒いんじゃない? 大丈夫?
ってハラハラしちゃうわけ。
もうおこじょちゃんにくつした貸しちゃうときには、
ええええええっっ! いいの?
裸足で雪の上を歩くの? いいの?
ってもう、そこが気になって仕方ないのよ。
でもさ、最後までいったら、
ホッとしました。
あー、そういうことかって。
かわいくって、そういうどんでん返しもあって、
これからの季節に楽しみたい1冊でした。
旭川ではもう、雪なんだって。
今年の夏に見てきた場所は、
もう随分、風景が変わったのでしょうねえ。
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