バーナデット・ワッツ 作
松永美穂 訳
西村書店
職場でも、ちょっと早めのクリスマス会が終わりましたよ。
いろんなサンタクロースさんたちが、
きっと、いろんな人たちを
豊かにしてくれているんだと思います。
そしてね、豊かにすることって、
ケーキでほっぺたをふくらませ、
にんまりさせるだけでもないし、
おいしいごちそうで、
おなかを満たすだけでもないし、
高級な衣服や装飾類で着飾ることでもないし、
もともと、ちょっとあった物の数を
増やしていくことでもないと思うのね。
今日はこの曲をBGMで(笑)
この絵本の主人公、ベンジャミンは、
貧しいの、たいこ一つしか持ってないのね。
でも、お祝いをしたい。
生まれたばかりの王様を
祝福をしたい。
幼いこの王様が豊かな人生をおくってほしい、
っていう気持ちはもっているわけ。
じゃ、どうしたらいい?
ベンジャミンのたたく太鼓の音は、
王様だけを豊かにしたんじゃないのね。
その広がりを感じられる1冊です。
そしてね、たいこって、
エレクトリック・ギターとかね、
今のピアノみたいに、
近代に出てきた楽器とはちがって、
ただ、打つ、っていう、
原始的な素朴な楽器でしょ?
そういう素朴な楽器で、
祝いたい、幸せを願う、
ともにありたい、を表現していけるっていうのが、
すごーくいいんじゃないかしら、
って思うのね。
そして、それをバーナデットさんのイラストで描かれると、
もう、じんわりじんわり、うきょうはいいわあ、
と豊かな心持ちになれるんです(^^)
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