西巻茅子 絵
童心社
メルマガでこの絵本も好きなんだよね、
というのを書いたあとに気がついた。
これ、紹介してないんじゃない? って。
びっくりしたー。
7年経って気づきました。
まだ、紹介してない……。
この絵本ね、くるくる、
まわっていくお話なんですね。
今、「恩送り」とか「ペイ・フォワード」とかって、
一部の自己啓発系だったり、
起業家さんたちの勉強会なんかでは
よく聞かれる言葉なんでしょうかね?
これ、絵本の中ではよく見るというか、
あるパターンなんですよね。
おんなのこから、こぎつねに、
こぎつねから、こぐま、
こぐまから、こうさぎに、
こうさぎからおんなのことお母さん。
そうして、実利的な恩送りの部分だけのお話ではなくて、
そうしてくるくる循環したもの(気持ち?)が、
成長と安心できる時間につながって、
健やかな生活につながっているお話なんです。
これ、すでに1979年に
こういう世界観のお話があったんですよね。
おとなの人に7年前に、
うきょうは届けたい、って思ったんですよねえ。
見返し、裏見返しもそういった世界観を伝えるイラストになっていて、
パタンと閉じた、裏表紙までよくって、
安心して眠りにつけるような絵本なんです。
おとなってねえ、
困ったり、迷ったりするでしょう?
失敗もいっぱいするし。
でも、それ、一人でがまんしたり、
取り繕ったり、
困ってない風を装ったり、
こじらせるでしょう?
そして、さらにややこしいことにして、
安心して眠れなくなったり、
人のいいところなんて思い浮かべることなく、
あの人ばっかり、ズルいとか、
許せないとか、評うでしょう?
そういう、よくない循環じゃなくって、
いい循環を
3分くらいの読み時間の世界観で伝えてくれてるんですよねえ。
7年前の初めての絵本セラピー®で、
最後のメッセージとしてこれを読んでいるうきょうは、
なかなかいいんじゃないかしら、
って自画自賛しておきます
というわけで、
これ、また、読めるチャンスがあるといいなあ。
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