ニコラ・スレーター 作
BL出版
今日の絵本は、電池が入る絵本です。
紹介する立場によっては、
こういうのは読み聞かせとはちがうから、
おもちゃの類ですね、
といわれちゃうかも……。
でも、うきょうは絵本として紹介しちゃおっと。
音符のイラストの一部が銀色になっていて、
そこをタッチすると、メロディが流れてきます。
登場する楽器が、
フルート、ギター、バイオリン、ピアノなんですけど、
このセンサーで流れる音が、
あー、フルートっぽい、ギターっぽいっていう
再生音。
もちろん、本物の音にはかないませんが、
雰囲気つたわるぅっていう音です。
今の技術ってすごいのねえ。
うらに電池のオン、オフができるスイッチがあるので、
音を出したくないときには、オフにできます。
マスキングテープなどで、最初から
スイッチそのものを見えないようにしておけば、
お子さんの関心がそこにいかず、安全面が高まるかな、
と思いました。
(白いホームベース型のところがボタン電池の出し入れ口。
モコくんが持っているような、おたんじょう日会に使いそうなマスキングテープや、
同じトーンの黄色のマスキングテープで
最初からふさいでしまうと、お子さんの気持ちがスイッチからそれるかも……)
イラストも、
ギターの音がするから
ギターとそれを弾く動物だけが書かれていればいいでしょ、
的な雑な感じではなく、
よーく見ると、あ、最後に登場するあの動物さんが、
あれ、運んでるぅ、
とか、あそこにいた、あの動物さんがここにいる!
とイラストの中のお話も楽しめるようになっています。
ので、センサーを切った状態でも、
お家の人がオリジナルで口ずさんだり、
手を叩いたり、読み方が広がりそうだな、
と思いました。
そして、なにより、おとなのためにおはなし会、
を開催しているうきょうとしては、
この絵本、おたんじょう日プレゼントとして、
おとながもらってもうれしいと思います。
絵本のイラストがついた、
メッセージカードもパッキングされているので、
カードだけを先にわたして、
お名前をお渡ししたい方にかえて
その場で読んでお渡ししても楽しいかも!!
と幅広く、
楽しんでいただける絵本としてご紹介したい1冊でしたー。