クロード・K・デュボア 作、絵
小川糸 訳
ポプラ社
コマ割りの絵本です。
そして、漢字も使われているし、
西宮の図書館では、絵本のところにありましたけど、
小川糸先生の訳になっているし、
分類だと、小説、物語の本になるらしくて、
図書館によっては、
YAや小説の方に入っている地域もあるかもしれないので、
見てみたーいという方は、
そのあたりを配慮しつつ探してみてほしいです。
容姿の美醜って、大事ですよね。
そんなことないよ、っていうけど、
やっぱり、かわいくないより、かわいい方がいいし、
汚いより、きれいがいい。
うきょうの子たちも、男女とも、
それ、ほんとにイケてんのか?
と、うきょうは思うこともあるんですけども、
きっと、彼らの世界観ではイケてるんだろうと思って、
だまって眺めています。
そして、うきょう自身は、
美醜については比較的早くから諦めていましたねえ。
見た目のかわいい子はいくらでもいたし、
(性格もいい人が多いのよね)
同じ学校の〇〇先輩は本当にアイドルになって、
テレビに出ていた。
きれいな〇〇先輩は劇団に入ったし、
いつも前髪やスカートの丈を気にしていたかわいい〇〇さんは、
世界中を飛び回るスタイリストさんになっていた。
かわいい、きれいな人たちは、
努力していた。研究してたよね。
自分の「かわいい」「きれい」を。
うきょうは1mmの眉毛のカットのちがいがよくわからなかったし、
あっちのかわいいとこっちのかわいいの違いが
わからなくって、
かわいいもきれいも自分の中になくてもいいか、
って早くから諦めてしまった……。
だから、うちの子たちが、一生懸命、かわいい、とか、
かっこいいにエネルギーを注いでいるのをみると、
おぉお、がんばれ、がんばれ! って思います。
そして、諦めた、といいつつ、
うきょう自身は
「わたし、ぜんぜんかわいくない」
って思ってないんですよ。図々しいですけどね。
なんだか、いろんな人がおもしろがってくれるんで。
ときどき、アップする一瞬の顔出し画像に、
いい反応があると、
まあ、自分の中になにもないものはでないので、
そんな要素もあるんでしょう
なんて思っています。
だからね、美醜は気にしてもいいけど、
気にしすぎなくても大丈夫。
そして、気にしなさすぎてもいけないけど、
ちゃんと、出ちゃうものだから、
ときどき、かわいい私やきれいな私に
にこにこしていれば、大丈夫なんじゃないかしら、
なんて思っていたりします。
小学生くらいの子から、
おとなまでいっしょに読みたいなーって思う1冊でした。