もう、5年まえの記事で
「生活絵本」「生活童話」ってなに? のお返事をしていないことに、
過去記事を読んでいて気づきました。
ここのところ、過去記事の中で、
いずれ紹介しましょうっていっていた絵本
を立て続けにピックアップしている中で、
げげっっ、このワードについても後回しにしてたのか
とまあ、いろいろアラが見つかります。
すみません。
こういうのは、ほんとは児童文学史みたいなものに詳しい方、
そういう講座ってありますのでね、
そういうところで
ちゃーんとお勉強した人に教えてもらったらいいかなーっても思うんですけどね、
読み物などに単語として出てきたときにあまりに漠然として、
読み進めなくなっちゃうともったいないないので、
あくまで、うきょう的にざっくりとお伝えします。
「生活絵本」「生活童話」とは……
「メルヘン・ファンタジー物語」じゃないもの、です。
(厳密にやると、メルヘンとファンタジーの線引とかあれこれあって、
ややこしいので、ざっくりと)
基本的に現実の生活の中で、日常的な場面、行動などを書くお話ですね。
お風呂に入って、からだをきれいにする、とか、
はみがきをきちんとする、などなど、
そんな場面をを書いているお話です。
例えば、シャンプーをするときに目をつぶるとコワイ、
でも、目をあけたままにして、目がしみるのもコワイ、
シャンプーはいや! っていうような場面を
お父さんといっしょに入って、
お父さんの子どもの頃のお話を聞いて、ぼくもがんばろー!みたいになって、
シャンプーできるようになりました、的なね。
とにかく、リアル、であること。
うきょうの年代だと、道徳の教科書などで、
友だちのクレヨン折っちゃって、
どうやってあやまろう、
なんていう心の動きを書いたものなんかもありましたね。
これに、お風呂の妖精がやってきたり、
お風呂の中にあったその子のおもちゃがしゃべりだしたりすると、
メルヘンやファンタジーのお話になっていくんじゃないかしら、と思います。
なんとなく、伝わりましたでしょうか?
あの本格的にご興味があるという方は、
「少年文学宣言」(1950年代)を調べていただいてですね、
関連書籍を読んでいただくといいかと思います。
「メルヘン」の代表として小川未明の「赤いろうそくと人魚」、
「生活童話」の代表として岡本良雄の「あすもおかしいか」
があがっているそうですよ。
そしてですね、うきょうの世代(アラフィフ)は、
すでにこの宣言後の新しい児童文学、
日本のファンタジー黄金期といわれる作品が次々と花開いた頃に、
ちょうど子ども時代を過ごしていて、
小川未明大先生も坪田譲治大先生も浜田廣介大先生も、
ぜーんぶ、いっしょくたなのよ。
わー、おもしろーい。すてきー、えーん、かわいそうって。
だからねえ、なんか、こう、よくわかんないわ、っていうのが本音です。
だって、おもしろいって読んじゃったもんって。
えらいすばらしい先生たちが、子どもたちのことをよーくよく考えて、
日本の平和や、世界の平和を考えながら、
いろんなお話をどんどん作ってくれて、
なーんにも考えずにぽかーんと読んでいてもね、
なんとか、おとなとしてやっていけるような感じに
物語を通して育んでいただいたのね。
ありがたいことです。
(違いのわからないうきょうが、なんかおいしそーって選んだ塩、
とりあえず、これで塩麹仕込み中。いろいろわからなくても、
塩麹つかうとおいしくなるから、助かるわー)
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