昨日からの続き。
さて、みなさんがお持ちよりくださった絵本たち。
あそこのページの画面がお好きなんだそうです。
お母さんたちに、じんわりお話したい1冊だそうですよ。
グレー、ウィステリアパープルの美しい1冊。
ところどころの朱色が効いているところや、
見開きのあの場面など、
おすすめページに、これもみなさま
「わあ、きれいー」
と声をあげた1冊となりました。
カバーの銀も効果的で、カバーを外した時の拍子とのちがいも楽しみました。
うきょうからはこれ。
何度か書いているけど、
ほんっと、これキレイだわー。
ブルーいいし、グラフィカルなイラスト、
赤いマントも効いてるし、
もう、どのページとってもいい。
どのページを開いて飾っても断然キレイ!って思ってますよ。
100年以上まえのイギリスの風景を描いた画集。
たいへん細かく、物語性を感じる絵が続きます。
服装やお店の看板などから、当時の様子がしのばれ、
匂いや音まで伝わりそうな美しい画集でした。
月刊MOEの前身、「絵本とおはなし」が愛読雑誌だったという方のおすすめ絵本。
枠で囲われたかわいらしい情緒あふれる1冊。
まほうつかいのノナばあさん [ トミー・デ・パオラ ]
こちらはカラーインクかな。
70年代の懐かしいテイストのイラストの絵本。
おなべからあふれるスパゲッティの画面がなんとも、
迫力のある1冊でした。
古い絵本といわれる中にも、美しいおもしろい絵本が
まだまだ、たくさんあって、こういうものにも光をあてていかないと、
もったいないなあ、って思いました。
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いせひでこさんが大好き、という方の1冊。
「アート」をテーマにということで、
ゴッホとテオの物語の絵本を選んでくださいました。
ゴッホの絵本ということで、ひまわりの黄色が効いた表紙ですが、
うきょうは、中ページのブルーグレートーンで仕上げられた木の見開き画面が、
ああ、いせ先生らしい美しい画面だなあ、なんて思いましたよ。
ターシャ・テューダーの作品はイラストもさることながら、
その生き方、生活、人生そのものがもう、「アート」なんじゃない、
という話題に。
さて、ここまでがカフェでのお話。
下の2冊は、後半、美術館に行く時から参加した方が
持ってきてくださった絵本です。
おうちをわけっこ (児童図書館・絵本の部屋) [ ジューリア・ドナルドソン ]
おうちをわけっこは、中ページ、表紙ともキラキラするラメ加工がしてあります。
中ページのどこをとっても、このキラキララメ加工がしてあるんですが、
ザラザラするラメ加工やボツボツした感じのラメ加工など、
同じキラキラでもちょっとずつ加工が変えてあるのです。
ユニバーサルデザイン絵本というわけではないようですが、
輪郭にそってエンボス加工になっている部分もあり、
十分さわって楽しめる1冊になっていました。
いろんな人が、それぞれの楽しみ方ができるようになっているっていうのが、
すばらしい1冊だと思いました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170825/22/kokage-de-ehon/cf/ce/j/o0500032114013119733.jpg?caw=800)
左:おぐらひろかず 作、絵 |
フレーベル館
こちらは、お菓子の懸賞としてついていた絵本だったそう。
アマゾンなどでさがしても見つけられなかったので、
撮影画面でご紹介。
なかなか読むことができない希少本としてもおもしろい1冊だと思いました。
実際に読んでいたお子さまも、
とってもお気に入りだったそうですよ。
以上、「アート」を感じる絵本でした。
ご紹介した以外の部分でも、きっとみなさまそれぞれが、
「みっけ」とすばらしい部分を見つけられる絵本ばかりです。
ぜひぜひ、どこかで絵本を開き、
ご自身のお気に入りページや、
お気に入りの色やキャラ、パーツを見つけてほしいなあと思う、
すばらしい絵本ばかりでした。
みなさま、ご紹介、ありがとうございました。
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