ぬーくぬく | 木かげdeえほん

飯野和好 作

山本 孝 絵

農山漁村文化協会

 

さて、昨日予告した、おいしい食べ物絵本。

 

ぶらさがった干しだいこんとみかん箱にならべられた干しいもの

 

楽しい会話で成り立っています。

 

しかも、この会話、広島弁。

 

ちょっとだけニュアンスがつたわるように抜粋しますね。

 

ーーーーーーーーーーーー以下、引用ーーーーーーーーーーーーー

 

 

ほいじゃが 干しいもさん

ちと ききたいんじゃがのう

 

 

なんねぇ?

 

 

あんたぁ なんして

そう、ひらべったぁ 切られて

干されとるん?

 

 

ーーーーーーーーーーーー引用ここまでーーーーーーーーーーーーー

 

 

こんな感じで、干しいもと漬物になるまでをわかりやすく

 

会話の中で伝えています。

 

うきょうは干しいもが小さいときから好きでねえ。

 

おばあちゃんがよく干して作ってくれていて、

 

縁側にカゴで干しているのを、

 

「ねえ、これ、もう食べてもいいよねえ」

 

なんていって、おいしそうなのを選んで食べていました。

 

うきょうのいうおいしいのはね、

 

立てて持つとちょっとお辞儀する程度にやわらくて、

 

お日様にすかすとオレンジっぽくみえて、

 

幅がひろいやつ。細いのはすじっぽいのがあるんだよねー。

 

あー、懐かしい。

 

人間においしいと食べられる、

 

りっぱな干しいもと干しだいこんになりたい両者の

 

会話をしってか、しらずか

 

このお寺のお孫さんのちかちゃんが

 

「うちは、おおきゅうなったら……」

 

と秋の高い空の下で大きな大きな夢を語り、

 

おじいちゃんがその夢をええ夢やのうと、

 

あたたかく見守るお話にもなっています。

 

食べ物を知る絵本でありながら、

 

子どもの大きくなったら、の健康的なテーマも包括しているこの絵本。

 

先輩絵本セラピスト(R)のりすくんから教えていただきました。

 

彼女なら、リアル広島弁で読んでいただけるので、

 

めっちゃ楽しいおはなし会になるはず!!

 

この絵本、もう、買いにくい絵本になりつつありますよ。

 

ネット書店、いくつか見て回りましたが、

 

場所によっては、すでにメーカー取り寄せになっているところありました。

 

ってわけで、いそげ! とうきょうは買ってしまったよ。

 

1冊、在庫、減ってるはず。

 

(あ、でも、まだ買えない本じゃないですからね。

 

取り寄せに時間がかかりそうってことで)

 

広島弁のあったかーい絵本。

 

おいしい漬物や干しいもをこたつで食べながら、

 

読んでみるのもいいかなあと思います。

 

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