徒歩で尾盛駅へ行けるのか検証 | コジツケ君がゆく

コジツケ君がゆく

どうも、コジツケと申します。パチンコ業界歴30年以上のベテランですが、“多趣味おじさん”としても活動中。ここ数年は秘境駅や心霊スポットに出没し、田舎のパチンコ店巡りがマイブーム。直近は日本で1番シリーズにも手を出しています(笑)。

昨日の続きです。

 

民宿をチェックアウトした後、井川線奥泉駅から9:42発の列車で接阻峡温泉駅に向かいました。初め井川駅周辺のハイキングコースを回った後に尾盛駅へ行くつもりでしたが、今回の旅の一番の目的である「徒歩で尾盛駅へ行けるのか?」の検証がどうなるのか見当が付かないため、先に行った方が良いという判断からの予定変更です。

接岨峡温泉駅で下車し、駅の南側から坂を少し下った民家の裏手に古いガードレールらしきものがあり、そこを進み廃道となっている道を探しました。

道っぽい箇所を発見。方向的にこの先が旧道に繋がっていると思い先へ進みます。

石の階段らしきものが。しかし藪が・・・。ここでリュックからステッキを取り出し、そのステッキで藪をかき分けて登ります。

藪をかき分けて登ると旧道発見!ここがウィキペディアに書かれていたかつての旧公道を再利用したとかいう遊歩道でしょうか。「対向車あり」の標識があるということは、以前は車やバイクも通っていたのかもしれません。

いや、車が通るには道が狭すぎます。バイクや自転車なら・・・。

線路が見えます。今通って来た道は井川線のトンネルの上だったようです。

段々と道が険しくなってきました。

所々道が崩れています。

更に奥へ進むと土砂崩れの痕が目立つようになってきました。道も枝や石が散乱しかなり荒れています。

所々このような橋がありますが、その殆どの沢は水が涸れています。夏場は沢の水があるのでしょうか?

更に進むと土砂崩れで完全に道がふさがれている箇所が。。でもこれも想定内。リュックから手袋を取り出し両手にはめ、崖から落ちないよう手を付きながら慎重に進みました。

本来沢を跨ぐ橋ですが、土砂崩れで沢ごと土に埋まり、その橋の上には雑草が生えています。

時折自分が踏んだ枝の先が浮き上がり、その枝の上に積もった落ち葉の「カサカサ」という音に一瞬ビクッとしながらも何かに取り憑かれたように尾盛駅を目指し森の奥へと進んで行きました。

進む足が止まりました。初めての分岐です。右は急な下り坂になっておりベンチがある休憩所のようなものがあります。左は深い藪の道です。

右へ進み急坂を下りました。ネットの情報ではこの先に釣橋があるはずです。

坂を下るとやはり大きな沢に架かる釣橋がありました。しかし・・・

その釣橋には金網の柵があり通行できなくなっています。ネットに載っていたこの橋の写真ではこのような柵はありませんでした。でも2018年の情報らしいので、その後柵が建てられたという事でしょうか。。

橋の枕木もこのように腐敗し隙間ができています。

釣橋の横は井川線が通る線路となっています。直近のネットの情報で尾盛駅まで歩いて行った方のレポートを見ると、ここを渡ったそうですが、金網を乗り越えて行ったのでしょうか?それとも線路を・・・?

 

秘密基地ごっこ遊びをしていた少年の頃の自分なら間違いなくここを渡ったでしょうが、今は・・・。それと鉄道営業法で線路内に立ち入ることは禁止されています。まあ本来この廃道でさえ侵入禁止のはずですが。。残念ですがこの沢を渡ることは諦め、先ほどの分岐まで引き返しました。

こちらの道は藪が深く、僅かに道の痕跡である石が見える程度です。再びステッキで藪をかき分けながら進みました。

すると大規模な土砂崩れの痕があり、この土砂崩れの先から道っぽい箇所が一切無くなってしまいました。右側は先ほどの釣橋がある谷となっており降りるのは危険。左の山側を少し登り藪の浅いところを探しながら進んで行きましたが、これ以上道なき山を進むのは危険と判断しここで断念。。少し悔しいですが、接阻峡温泉駅まで来た道を引き返しました。

 

そしてタイトルの検証結果は・・・「(普通では)徒歩で行くのは不可能」でした。。

 

ここまで往復約2時間。仕方なく、接阻峡温泉駅から列車で尾盛駅へ向かいました。

 

続く