今回生まれて初めて子どもの名前を考えることになったのですが、よく行われていると思われる「最初に名前の候補をいくつか考える」というやり方は取りませんでした。
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【1】最初にまず重視する「命名ポイント」というのを決める。
【2】次にネガティブリストを作る。
【3】最後に類似したもので、漏れが無いか確認する。
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この2つをまとめた上で「思いついた名前がこれに当てはまるか?」というチェックをするという手法を考えました。
【1】については、それぞれ定めた項目に対して、基準点を設け、それを評価を係数(高=2、中=1、低=0)というようにカウントし、客観視することに。
A・・・名前の由来(基準点10)
B・・・奥さんの名前から文字を取る(基準点5)
C・・・数字の1に由来する文字を含む(基準点3)
D・・・覚えてもらえやすい(基準点2)
E・・・母音が言いやすい(基準点2)
F・・・外国人に通じやすい(基準点1)
G・・・姓名判断(基準点1)
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■A.「名前の由来」:
生まれてくる子どもが可愛いという理由ではつけない。
思春期をはじめとする人生の困難にあったとき、自分自身で立ち上がったり、前に進む勇気を奮い立たせ、立ち向かえるものが名前の由来になり得ること。
人は最終的には孤独であり、究極は自分自身の内面と向き合うしか無い。
困難にあったとき、いつでも家族や恋人、友人が支えられるとは限らない。
だからこそ、自分自身の名前の由来を小さな時から自覚し、いつかその時に息子自らを救うものであって欲しい。
それを一番大切にすることにしました。
■B.「奥さんの名前から文字を取る」:
長い期間、自分自身のお腹の中で大切に育み、出産の痛みや苦しみに耐えて生まれてきたので奥さんの名前の一部を付けることを重視することに。
■C.「数字の1に由来する文字を含む」:
1に由来する文字を含むのは以下の理由から。
(1) 長男。
(2) オンリーワン、№1、ファーストを表す。
(特にオンリーワイン)
(3) 父親(私)の名前に「二」があるため、「一」を持って名前を継いだことにする。
(4) 住所も数字の1が多い。
■D.「覚えてもらえやすい」:
名前の由来を説明後に覚えてもらえやすいこと。
それにより相手の印象に残ってもらえる。
■E.「母音が言いやすい」:
口語で言いづらい名前は潜在意識にストレスを与える余地があるため。
■F.「外国人に通じやすい」:
重要では無いが、外国人に覚えやすい、通用しやすい名前。
■G.「姓名判断」:
個人的にはどうでもいい。
私の画数も知らないし、知ったからといってそんなことに左右されることもないし、息子にもそんなことに左右される大人になって欲しくないので。
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とはいえ、いかに「命名ポイント」で評価が高くとも、やはりつけてはいけないような名前もあります。
(個人的にであっても)
よってその次に【2】ネガティブリストをまとめ、それらを外す作業を加えました。
ア・・・周囲の人、古い友人、昔の恋人等の同じ名前の人がいないこと。
イ・・・トム、○○太郎としない。
(奥さんのクッキーの名前と重なる。)
ウ・・・偉人の名前を付けない。
(親の希望する人物像を息子に一方的に押し付けない。最終的にどのようになるかは本人が決めること。親も偉人のイメージに振り回されてはいけない。)
エ・・・犯罪者の名前と同じで無い。
(最終チェックの段階で該当しないことを確認する。)
オ・・・明らかに不自然な名前でないこと。
言いやすいからと言っても「堤 いいい」とか明らかに不自然なものはNG。
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そして、最後に【3】の候補の名前で似たようなものから実は当初案よりいいものが無いか確認するという作業をします。
具体的には以下のとおりです。
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(1) Excelを用いててひらがなの組み合わせを最初から作成
(今回は「ああ」から「わんん」まで)
(2) 上記(1)からピンと来ないひらがなをドンドン削っていく。
(3) 残ったものに漢字を何通りか当てはめてみる。
(4) これらを対抗候補として当初案とぶつける。
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簡単に書いていますが、この【3】だけで概ね5時間程度かかりました。
(しかも、結果的には当初案で落ち着きました)
このプロセスを経て、子どもの名前を考えるのは正直一苦労。
しかし、自分自身でも浮かんだ名前を客観視できるだけでなく、夫婦間でも名前に秘めるべき思いを共有した上で考えるというのは非常に有意義でした。
名前を付けるにあたって重視する点や避けたい点は各家庭それぞれ。
でも、夫婦でお互いに子どもに対してどのように考えているかを語りあえるきっかけにもなるため、個々の名前を考える前に命名に向けてのポイントを話し合うのは個人的には非常にオススメです。