お花屋さん | よねちゃん徒然

よねちゃん徒然

小次郎 (犬息子)・絵・UVレジン・工作・粘土細工…ライブ・作業BGMやら日々のアレコレ。
ぬか漬け・味噌…発酵食品などなどなど。


いつだったかな…花屋さんに小次郎のことを言い出せない、と書いたような?


それは、こどもの日。


買い物の帰り道、近所の花屋さんの前を通りかかると声をかけられた。


足が悪いのかなぁ…小柄な花屋のおばちゃんは歩き方がぴょこぴょこしているのだけれど、それもまた可愛いらしい。


「最近ワンちゃんは?…どした?」


たまに花を買うだけで、小次郎のことは何も言えないまま数ヶ月…とうとう聞かれた。


「死んじゃったんだよ、12月の終わりに…だからお花買ってお供えしてるの」


やっと、そう言えた。


「そっか」


おばちゃんは下を向きながら、小さな声で「そっか」と何度も繰り返し言っていた。


「目も見えないのにね、頑張ってよく散歩してたよね」


そう言ってくれた。


そろそろ私も花を買うつもりだったので、いつもプードルみたいな花を選んでいたことや、寝たきりだったことを話しながら花を選んだ。


おばちゃんは、いつもより優しい声で「そっか、そっか」と言っていた。


「かすみ草、つけてあげる」


相変わらずのカーネーションと一緒に、かすみ草を一本包んでくれた。



ちょっとしたことなんだけどね。



なんだか凄く嬉しかった。





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ありがと。



( ´ ▽ ` )黄色い花(´ェ ` )